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寒さ撃退!冬のオススメ発酵食品5選

皆さん、こんにちは。秋田支部 認定講師の貝塚順子です。
秋田はすっかり冬が訪れ、朝晩だけでなく、
日中の暖房も欠かせない季節となりました。
 
そこで今回は、これからますます寒くなる冬に備え、
体の中から寒さを撃退する、
オススメの発酵食品Top5 をご紹介いたします!
 
1. 甘酒(あまさけ)
もちろんここで言う甘酒は、
酒粕とお砂糖たっぷりの甘酒ではなく、
米麹と水だけで作るノンアルコールの甘酒です。
 
夏の俳句の季語でもある甘酒ですが、
米麹がいつでも手に入るようになった今では、
夏だけでなく、1年を通してオススメしたい発酵食品です。
 
風邪をひきやすくなるこの季節、「食欲が無い」、
「熱があって体がだるい」という時にも、
「飲む点滴」と言われる甘酒はとても強い味方です。
 
以前、OLをしていた頃はお昼のデザートとして、
スクリュー式の小さいタッパーに、
フルーツと甘酒を入れて毎日持ち歩いていました。
年末の慌ただしいこの時期、
忘年会の二日酔い防止や残業疲れ解消に
大活躍してくれました。
 
八海山
【千年こうじやオススメ! 麹だけでつくったあまさけ】
 
2. 酒粕(さけかす)
数年前、とあるテレビ番組で紹介された途端、
酒蔵の在庫からも消えたと言われる酒粕。
「残り物には福がある」の言葉どおり、
お酒を絞った後の残り物でもある酒粕には、
日本酒の成分でもある血管拡張の効果で
体がポカポカになる他、
さまざまなビタミン・ミネラル・食物繊維など、
豊富な栄養価があることが認められています。
 
使い切れずに変色したり固くなったりした酒粕は、
ティーパックなどに入れ、
入浴剤として活用するのもオススメです。
「粕(かす)」と言いながら、捨てるところがひとつも無い、
本当に優秀な発酵食品です。
 
3. 発酵だれ
塩麹や醤油麹で作る料理は、
美味しくて栄養価が高くていいこと尽くしですが、
どうも最近メニューがマンネリ化してきたなあ・・・
と感じる方に是非オススメしたいのが、
これらをアレンジして「たれ」として使う方法です。
 
なかでもオススメは、「香味醤油麹」という発酵たれ。
代表講師の是友麻希先生が考案したレシピで、
醤油麹の中に体を温める作用のある
しょうがとにんにくがダブルで入った、
冬には最強の発酵だれです。
 
*香味醤油麹の作り方*
醤油麹:1カップ
しょうがのみじん切り:20g
にんにくのみじん切り:20g
鷹の爪のみじん切り:1本
長ねぎのみじん切り:1本

 
上記を全てよく混ぜて出来上がり。
冷蔵庫で約3ヶ月保存が可能。
 
今日の発酵食ごはん
【日本初の発酵マイスターが教える~今日の発酵食ごはん~】
 
4. ぬか漬
「体を温めるのにぬか漬け?」
という方もいらっしゃるかと思いますが、
ぬか床は江戸時代から伝えられている日本のスーパーフード。
 
乳酸発酵させて作ったぬか床は、
植物性乳酸菌やビタミンB1の宝庫です。
野菜を漬けることで食物繊維も取れるため、
腸内環境の改善が見込めます。
腸がきれいになることで、
体全体の血の巡りも驚くほど良くなります。
 
いつも手足が冷い方や、
眠る時も靴下が手放せない冷え性の方には、
ぜひ毎日食べ続けて欲しい発酵食品です。
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5. 日本酒、ホットワイン…冬はやっぱりコレ!
酒粕でも触れましたが、日本酒を始めとして、
発酵食品でもあるアルコール飲料には、
血管を拡張させて体内の血流を促し、
体をポカポカさせる作用があります。
 
赤ワインにシナモンやグローブを入れて作るホットワインや、
日本酒ブームの昨今、自分好みの日本酒を見つけて
ぬる燗にするのも一興です。
 
楽しい仲間と美味しいお酒を飲みながら
お腹の底から大声で笑う。

 
それだけで、寒さも病気の種もすっかり吹き飛びそうですね。
秋田の日本酒でカンパイ
 
以上のように発酵食品は文字通り「食品」です。
薬ではないため、「◯◯に効く」と断言はできませんが、
いずれもさまざまな効果が期待できます。
なかには周知されている以上の効果が、
もしかしたら隠れているかも知れません。
 
じつはココが発酵食品のおもしろいところでもあります。
 
発酵食品は本当に奥が深く、
発酵女子達がどんどんハマる理由には、
じつはこの「奥の深さ」や「新たな発見」

にあるのかも知れません。
 
今までに聞いたことがない、
または味わったことのない発酵食品を見つけて、
これからも新しい発酵食品の世界を
どんどん開拓してみましょう!
 
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