menu

ブログ

3月26日(日) 親子味噌教室を終えて

皆様こんにちは、日本発酵文化協会 認定講師の細野清美です。

3月26日 桜満開の日曜日、昨日からの雨でお休みの方が出るのかな?
と、心配をしていましたが、雨が降ったら長靴を履いて、傘をさせば良いだけのことでした。

この春から1年生です!の二人
を先頭に進級を前にした元気、やる気一杯の皆さんが集まってくれました。

今回は比較的年齢が近く、低学年の方々だったので、前回の「豆の変身」のお話しは見送り、
絵本から知る「大豆」のふしぎ、から始めました。

豆は種、一粒の種から芽が出て「枝豆」になって「からからになってだいじょうぶ?」と、心配していると、豆はからからでも立派な種になりました。
ここからの変身、いくつ言えますか?
今日は「発酵を知る 味噌教室」だから大豆を知ってから「麹」のお話しです。

国菌である「麹菌」の生命活動を頂き、「麹」を作り「麹と大豆」が一緒になったらますます麹菌の働きが活発になること、
「ここだけは頑張って聞いていてね」が「パクパク、プップッ、チョキチョキ」です。
(ここのくだりは4才でも5才でも集中してくれます。)
様々な味噌教室がある中、ただ作るだけではなくて、「どうして味噌になるのかな?」をお伝えしたく、
手作り教材で繰り返し、年齢差を考えているのが、この「親子味噌教室」の私のこだわりです。
そして、発酵食品を中心に大豆製品を食べ繋ぐ「和」の食生活を大切に過ごして欲しいのが私の願いです。
これは食文化の継承のほんの一歩ですが、今、伝えないでどうする
と、ちょっとこだわりがあります。

飽きてきたら、「ここまで」でお話終わるよ!と伝えながら、
毎回、自由トークや「ママ達、頑張れ」トークもしています。

野菜、海藻、魚と「畑の肉」と言われる大豆を中心に食卓を設えた時代から、「肉」を中心とした食卓やインスタント食品、
ケータリングの便利さに世の中が動いてきました。
「飽食の時代」と言われてから久しくなりましたが、「物がない」のではなく「何を選び、何に手をかけるか」を選択する時代に代わりました。
幸せなことです ありがたいことです が 片や廃棄食品の問題や食事の摂り方から影響さる疾病など、
今、食事のあり方は立ち止まり、振り返り、また進む時のような気がしてなりません。

家で豆を浸しましょう、しわしわ豆がピンとはりつめると、からからの豆から変身していますよ、その豆を茹で始めたら、泡がたくさん出て吹きこぼれて大騒ぎ!家中が良い香りで一杯になります。
その空間を楽しんでくださいね。
今、
小さい方々にその香りを体感し五感で感じてもらう「食育」の大切さをお伝えしたくてやみません。
さぁ、買うことのできない「我が家の手前味噌づくり」
ご一緒にいかがですか?

日本発酵文化協会
「親子味噌づくり」担当
細野清美

★次回の開催は、2023年5月3日(水・祝)です。
お申込み・詳細はこちら
https://hakkou.or.jp/workshop/course/?id=90288/

講座を受講された方からいただいた感想を紹介しております。

次回開催の際の参考としてご覧ください。

https://hakkou.or.jp/info/13910/