ブログ
お醤油を作って搾って食す!
こんにちは。
上級認定講師の作間由美子です。
10月に入ってからすっかり冷え込んできましたね。
今日は先日開催しました年に一度の「醤油搾り教室」の様子をリポートいたします。
この講座は半年以上仕込んだ醤油もろみを持っている方にお集まりいただいており、
今回はちょうど半年という方から1年半以上醸造させた方にもご参加いただきました。
協会では10年前から手づくり醤油を開催していますが、
お味噌は作ったことがあるけれど醤油を自分で? と驚かれる人は少なくありません。
わたしもその一人で、協会が立ち上がったとき、真っ先に作ってみたかったのがお醤油でした。
新鮮な醤油を食べてみたいとおもったからです。
お醤油は私たちの食卓で一番身近なものですよね。
漬けたり、掛けたり、炒めたり、煮込んだりと重宝なお醤油。
もし日本に醤油が生まれてなかったら? と考えてみたみてください。
日本人は魚介類や生ものをよく好んで食べますが、
醤油がなかったら生臭くし、味にも飽きてしまったでしょうね。
そして万能調味料だったお醤油は地域や作り手によって味も違います。
ということは合う合わないもあるはず?
という視点でセグメントされてきています。
醤油の復習と私が旅で出会った醤油の話をしながら2時間たっぷり搾りました。
そして搾ったものをいただきます。
搾りたてのお醤油は、香りが高く柔らかい。
それを口に運ぶと一斉に雄たけびが ❣(笑)
そうなんです。
いつものお醤油と違うのです。
さらに手づくりだから愛おしさも加わりなおのこと。
そして、お隣のお醤油を見ると色も香り違ってまた衝撃を覚えます。
同じ日に仕込んだのになぜ?
酸味がある、色が濃い、淡い、甘い、出来上がりの量が違う。などなど。
こうして、発酵食品は微生物が作るもので人間はその環境を整える役割だということを実感していただきました。
最後には搾った醤油粕に漬け込んだ絶品唐揚げを。
協会では、月一度の割合で、ベーシック講座を行っております。
その中の醤油教室で醤油を仕込むことができるので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
そして仕込んだ醤油は、年に一度10月1日「醤油の日」に搾ります。
仕込んで半年以上経った方ならご参加いただけますが、
1年経ったもろみはよりお醤油らしくなっています。
「実は4年物が手元にあるけど、怖くて搾れない」とこっそり相談される方がいらっしゃいますが、
そんな人こそ勇気をもって参加しましょう。
意外に美味しくて驚かれるかもしれませんよ。
来年、お目にかかれますように。お待ちしております。
講座を受講者の方からいただいた感想をご紹介しております。
次回開催の際の参考としてご覧ください。