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特別講座【全国ご当地発酵教室】第1弾『能登』
認定講師のみさき のゑです。
特別講座を講師たちも開催しましょうということで、
能登に魅了されて23年のみさきのゑセレクト
【全国ご当地発酵教室】
第1弾 能登
小さな酒蔵の愛情たっぷりな地酒に合う
能登の発酵食と共に『能登』をご紹介しました。
こちらは輪島の中島酒造
社長であり杜氏であった素晴らしきおやじ亡き後、
ご子息が立派に後を継がれていました。
おやじの手造り。
金沢酵母のうんまい純米吟醸です。
能登最大の酒蔵
珠洲市 宗玄酒造
宗玄 純米酒
徳力社長に『宗玄』に合うあてをお聞きしたところ、
『宗玄純米酒は加賀料理や京料理に合うように香りが控えめな金沢酵母を使っています。それでお寿司を食べながらでも飲み飽きしないお酒です。
また酒の肴としては、同じ発酵食品のフグのぬか漬けや焼き味噌、チーズにも合います』
『お酒の呑み方ですが、
冷や、常温、ぬる燗とそれぞれお酒の味が違いますのでお試し下さい。
ワインのように冷やから徐々に常温に変わっていく味の変化を楽しむのも良いです。本来冷や専用とか燗専用というお酒はありません』
というご回答をいただきました。
本当に温度が変わるごとに味が変わりました。
能登のお酒は酒のあてに合うお酒です。
能登町数馬酒造
竹葉 能登純米
数馬社長に『能登純米』に合うあてを聞いたところ
『お寿司と合わせるのが好きです』とのこと。
能登人らしい回答でした。
能登半島は伝統的な農林漁法と土地利用、
伝統的な技術や農耕にまつわる文化などで
『能登の里山海山』として
日本で初めて2011年に世界農業遺産に認定されました。
能登のやさしさ土までもといわれ、
能登の風土は、人はもちろん、
土までも優しい(柔らかい)と言われ、
能登の人は素朴で温かいという意味で使われています。
今回のお野菜をわけていただいた七尾の畑&私の友人親子
採れたて野菜たち。
畑からいただいたものは完全無農薬。
まんでうまかったです。
野菜のテリーヌ
残念ながらいしるを入れてしまったため&暑くてゼラチンが(涙)
お手伝いいただいたのは間も無く秩父でお店を開店する塚越氏
手際よく美しく盛り付けしていただきました。
イカの麹漬け
鯖のへしこ
フグの子
もみイカ
茄子のいしる漬け
金時草
ツブ貝のいしる麹漬け
日本酒がすすまないわけがない
私の大好きな能登が詰まったラインナップ。
いちど能登の人と仲良くなったら、
能登に何度でも通いたくなってしまうのが能登の最大の魅。
いままで出会った素晴らしい方々が醸し出す発酵食と共に、
地方の現状からみる日本について考えてみました。
第二部は私と穴水町を繋いでくださった穴水町出身の草野祐子さんに
能登で暮らしている友人たちについてお話いただきました。
和倉温泉にあるお宿すず花の若旦那山下さんと
能都町にある須美矢ツツジ園の炭谷さんの
『能登に暮らす』
いろんな方面から質問をしてくださったのですが、
印象的だったのはお二人とも
好きなところは『自然があるところ』
不便を感じることは『ない』
上の世代の人たちとの違いは『仕事も遊びも活力的で元気』
能登に暮らしたくなりました。
こちらは輪島の朝市で撮影
今年谷川醸造に入社した棟近 貴之さん
お味噌とお醤油と唐辛子のおかず味噌を買いました。
こちらは朝市での有名な冨水さん
いしるやフグの卵巣、フグのぬか漬けなどすべてが手造り。
これは七尾の食祭市場にて
山田屋のもみいか
この大根はお気に入りの能登野菜「能登むすめ」
大根が甘いんです!!!
これは私が1ヶ月前からこの日のために仕込んでいた調味用麹
みなさんに麹クイズ!
いしる麹
にんにく麹
ソース麹
煎り酒麹
ポン酢麹
醤油麹
やっぱり人気はいしる麹
なんでも美味しくなっちゃうんですよね❤︎
そして最後に横山代表理事からご挨拶
実は、能登で出会った発酵食文化を大切に伝承している発酵人に惚れ、日本発酵文化協会を立ち上げることになったとのこと。
日本人全体の食生活を見直すべき時代。
私たちがしっかり日本の文化をつないでいきたいですね。
そして作間さんも熱く能登について語ってくれました。
日本発酵文化協会では【全国ご当地発酵教室】と題して
日本の発酵食の素晴らしさを伝えていきます。
第2弾8月はいこま先生『滋賀』〜寿司のルーツ、鮒寿司を知る!味わう
第3弾9月は作間先生『福島』〜実践!福島名産紅葉漬けの特製麹で麹漬け作り〜
詳細、お申し込みはこちらから
http://hakkou.or.jp