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手づくり麹教室で、麹を育てる喜びを体感する
こんにちは。
上級認定講師の作間でございます。
今日は、毎年恒例の手づくり麹教室を開催させていただきました。
この講座を開講して何年になるのでしょう。
当協会の夏祭りのようなもので、毎回スタッフ一同、気合を入れて挑んでいます。
今回は、麹をつくるためのお米の扱い方をお伝えし、
現場でお米を蒸して、種付けをするところまで一緒に行います。
そしてそれらを持ち帰って育てていただくために、これから48時間にわたる成長過程をお伝えいたしました。
発酵食品は微生物が関与しています。
智慧のある人間は微生物が上手に生育すための環境づくりをするのが役割。
つまりイメージ力が必要なんですよね。
何せ、主体は目には見えない麹菌という微生物ですから、環境もできるだけ麹菌が喜ぶ状態に整えます。
エアコンも途中で切るので、製麹するときは蒸し米の蒸気も手伝って、本当に暑いんです。
だからこそ、常時、麹と向き合っている職人(プロ)の皆様のご苦労も体感できます。
この後は、3日間のバーチャル合宿に移動して、生育の状況を確認しつつ、一緒に麹を育てていきます。
ドキドキ、ソワソワ、時には、ハラハラも。
それでも、麹が完成して「出麹」となると愛おしさ満点です。
昔の人たちは、目には見えない微生物の変化を、
五感を働かせ、温度と湿度と時間を上手にコントロールしていたのでしょう。
この方法はとても原始的な作り方ですので、均一的は品質ではないものの、世界中どこででも作れます。
次回の手づくり麹教室は9月26日です。
麹をつくってみたいという方は、協会のホームページからお申し込みください。
講座を受講者の方からいただいた感想をご紹介しております。
次回開催の際の参考としてご覧ください。