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発酵は体の中でも起きている!腸内の発酵に注目したセミナーを行いました。
みなさん、こんにちは!
日本発酵文化協会・認定講師の長瀬みなみです。
先日、オンラインセミナー「にんげん発酵シリーズ”spring” 新生活が始まる春に気をつけたい腸内環境」を行いました。
普段の協会講座とは趣向を変えて、同じ発酵でも”発酵食品”ではなく、
”私たちの体の中でおきている発酵”についてお話しました。
私たちの体には、皮膚常在菌や口腔内細菌などさまざまな微生物が暮らしています。
なかでも、現在活発に研究が進んでいるのがお腹の中に住んでいる「腸内細菌」。
100〜1000兆個が腸内に生息し、私たちの健康に影響を与えているのです。
今回のセミナーでは、春に起こりやすい不調を予防・改善するために
腸内環境で気をつけるべきことがテーマ。
寒暖差、気圧の変化、環境変化など、春は特に外部ストレスが多い季節です。
外部ストレスがかかると交感神経が優位な時間が長くなり、
自律神経の切り替えがうまくできずに不調を引き起こしてしまいます。
腸も交感神経が優位な状態では働かず、腸内環境の乱れを引き起こす原因に。
さらに、腸内環境の乱れが自律神経を乱してしまうという悪循環を招いてしまいます。
腸からと自律神経から、どちらからのアプローチも意識することで
不調を寄せ付けないカラダを目指したいですよね。
そんな理想を叶えるために、セミナーの中では身ひとつでもできちゃう「
漸進的筋弛緩法(PMR)」をみんなで実践しました。
筋肉に力を入れてあえて緊張状態を作り、一気に脱力して緩和させる方法です。
寝る前に布団の中で行うとぐっすり眠れますよ♪
発酵食品を作る時も、私たちがすることは1つだけ。
微生物が働きやすい環境を整えてあげることです。
腸内環境も全く同じで、私たちが環境を整えてあげれば発酵するし、
悪い環境のまま放置すれば腐敗を引き起こします。
自分の体の中の環境も、微生物の視点で整えると自分にとって有益にリターンがあるんです!
ぜひ、自分の体調や健康を考える時には、目に見えない微生物たちにも意識を向けてみてくださいね。
にんげん発酵シリーズは、四季折々の腸内環境セミナーを実施予定です。
次回は7月6日に開催します。ぜひご参加ください!
講座を受講者の方からいただいた感想をご紹介しております。
次回開催の際の参考としてご覧ください。
https://hakkou.or.jp/info/14486/