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西表島 発酵で6次産業化!
こんにちは。上席講師の藤本倫子です。
10月末に西表島まで発酵セミナー開催の為、出張に行ってまいりました。
西表島というとマングローブや海!ということで、バカンスのようにも感じますが、
出張中はほぼ分刻みのスケジュールでした(笑
今回、西表島の『6次産業化』として、
『魅力ある地方創造とさらなる地域活性化』という事で、
農園で作っているものを発酵という切り口で、
新しいものや地域活性化につながるようなセミナーをとご依頼がありました。
①麹
②味噌
③甘酒
④発酵食品と健康について
それぞれ、2時間づつ授業をしてきました。
2日間で8時間近い発酵セミナーを行ってきましたが、
皆様とても真剣に受講いただき、どの講座も質問の嵐でした!
コロナ禍になってからオンライン講座を始めて、日本はもちろん世界のあちこちからも
(一定の条件はありますが)受講が可能になりました。
オンラインでも発酵セミナーは可能ですが、
地域活性化となると、その場に足を運ばなければわからない事がたくさんあります。
今回は2日間の講座でしたが、
1日目は、発酵の基本的な内容について進めていきました。
そして、1日目の休憩時間などに農園を見せていただいたり、地域の皆さんと話していると、
従来の発酵セミナー内容では少しずれると感じ、この地域にあった発酵を翌日お伝えしました。
2日目は、地域や西表島の農園に合わせた発酵のお話、
そして農園でとれたお米をつかって発酵させた『甘酒』の食べ比べなども楽しんでいただきました。
勉強は聞くのもよいですが、百聞は一見に如かず!
みんなで作った色々なお米をカラフルな甘酒に仕込み、
栄養たっぷりのドリンクを味わって頂きました。
(お子様の大好物になったようです。甘酒あげないと怒っちゃうかわいいお子様でした!)
あとはやっぱり、甘酒の漬物!
農園だから、野菜は沢山あると予想していたのですが、
西表島では野菜はほとんど作っていないらしいです(冷汗
用意していただいた野菜はまさかの、北海道産!!!
こんな事も行ってみなければわかりません!
商品開発などは美味しいものを突き詰めて行くことも大事ですが、
まずは、農園の施設にあるもので、
今現在あるものから、発酵を始めてみるのも良いステップだと思います!
地域によって気温、湿度、食材が異なります。
新しい事を始めるには、まずはやってみる!という事もお伝えして2日間の講座を終了しました。
発酵って微生物がつくるものだから、計算して造るより
微生物の声を聞きながら醸していくことが重要かと思います。
西表島に新たな発酵文化が根付きますようにと願って島を後にしました。
(講座後は、風でフェリーが欠航しており、別の港に行くためにすぐに移動でした。。。)
おまけ。
お昼休みに遊んでくれた、農園のヤギちゃん。