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受験生にはお味噌汁

あけましておめでとうございます。
2週お休みをいただいてしまいました。発酵プロフェッショナル、発酵ライター 浅川つぐみです。
センター試験が終わり、これから高校受験や2次試験、いろいろな試験の季節になりました。
インフルエンザも流行ってきたようで、受験生を持つご家庭では、ドキドキハラハラな時期だと思います。実は、我が家も来月、息子が国家試験を控えております。受験生を持つ母親は、健康管理に気遣う季節ですね。
我が家の受験は、中学受験から始まりましたが、はじめての受験の時に私の目に留まった本が、「受験にはお味噌」というようなことが書いてあった本でした。
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脳の活性に良く、風邪対策になるというような内容だったと思いますが、その時はただ「そうなんだ~~」と思い見ていましたが、今思えば、かなり発酵食ブームを先取りをした本だったと思います。
 
そういえば、近所のスーパーでこんな味噌を見つけました。さすが河合塾!時事ネタに強いですね。
マルコメ 河合塾監修 合格のミソシル 6食入り×7袋
『味噌は医者いらず』と言われています。私は、本当にそうだな~と思う事がいくつかあります。
子ども達は、小さい頃、アレルギーと言われていました。
可愛いモルモットを飼ったのを引き金に、咳や鼻水等の症状が出始め、検査をしたら猫とかウサギとかモルモットとか色々なアレルギーが出ました。
「飼ってしまった動物、どうしよう・・・」と子ども達と相談したのを覚えています。
子ども達の愛情は深くて、そのまま飼い続ける為に「触ったら手を洗う、ほおずりや目や口に近づけない」など、いくつかの約束事を作った記憶があります。
その時に私ができた事の一つに、「アレルギーには味噌が良い」と何かの本で読んだので、毎日のお味噌汁は欠かさないようにしました。
それは今でも続いています。手作り味噌教室で習った「手作り味噌」を使っていました。
手作りの味噌は、素材が自分でわかっているので、添加物も入っていませんし、とても安心だと思いました。
幸いしばらくして、動物のいる環境に慣れるとモルモットの反応は出なくなりました。
今、振り返ると、いつの間にか動物アレルギーがあったという事を忘れていました。モルモットを抱っこして咳が出て、野良猫と戯れて目を真っ赤にしていた息子が、来月獣医師の国家試験を受けます。
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猫のアレルギーだったことを私も本人も忘れています。
子どもが成長したこともありますが、お味噌汁を続けたおかげかもと、私は思っています。
発酵食品は、劇的に効くものではないかもしれませんが、こうやって振り返ってみると、いつの間にか良くなっているという効果の出し方をするのかもしれません。
今日は、富良野の茶大豆で味噌を仕込みました。
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腸内細菌叢を整え、改善するという事は、人の人生を変えるのかもしれません。
アレルギーというワードに一喜一憂し、いろいろな本を読み、色々試し、挙句の果ては、病院に働けば解決策を知れるかもと考え、医療関係で仕事をしていた昔の私を、今は穏やかな気持ちで振り返ってしまいます。
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手作り味噌の季節になりました。
沢山の発酵マイスターの方達が、色々なところで手作り味噌の作り方を広める機会に恵まれると思います。
「日本の味噌文化が廃れないように守っていかなくては・・・」と、改めて思います。