menu

ブログ

発酵ツーリズム@山家パート1

発酵プロフェッショナルの白瀬まゆ美です。
発酵ツーリズムはもう終わりなの?と聞かれるようになりました。なので今回は発酵旅行をご紹介します。先週以前ご紹介した山形県山形市山家の太田酢造さんへ行ってきました!
事前に電話でお母さんとはお話ししていました。麹を手作りするようになったのだけれど、納得がいくのができないの。だから今回は師匠として麹造りを教えて欲しいんです!と。
すると太田酢造代表の太田ミチ子さん通称「お母さん」は「あたしはプロよ!あなたね簡単じゃないから楽しいんじゃないの~。いいことよ~存分に苦しみなさ~~~~い!」と豪快に笑っていました。
紅葉
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回はお友達3人をご案内。道中は紅葉が綺麗でした。老舗の庄司屋さんでお蕎麦の小懐石をいただいたり、迷子になりながら一路山家へ。
おそば
 
 
 
 
 
 
干し柿
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
秋の風物詩干し柿もずらり。変わらないのはこの方だけです(笑)ミチ子お母さん。
お母さん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
食育の講演もされているので、お客様を前にしたら独壇場です。室から成育中の麹を持ち出してきて、麹から学ぶ人生額についてお話しくださいます。ちゃんとした年齢を聞いたら75歳を越えていると教えてくれました。この美しい手。間違いなく麹のおかげです。
お母さんは海外からの方やご近所の方と一緒にお酢とお味噌を作っておられます。
麹
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
奥深いですね。麹の世界は。そして、一生懸命勉強している私に特別よ~と言って、室を見せてくれました。温度も湿度も後でこっそり教えてくれました。最も企業秘密な部分なんです。でもお母さんは言います。聖域だからね。さすがにほとんどの人には遠慮してもらっているの。ここは私たちの命だから。でもね、企業秘密なことは何もないのよ。教えてと言われたら私はどんどん教えているの。この蔵はボロボロだけれど、ここに棲んでいる菌がいるから、この味が出るの。だから聞いても同じものはできないのよね~。だから教えても問題ないの♪
発酵ツーリズムの楽しさは、美味しい発酵食品はもちろんのことですが、こういう伝統を受け継ぎ、丁寧に人とのご縁を大切にする人に出会えるからではないのかな=と思いました。
次回パート2へつづく。