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ダンボールコンポスト

10月に入りました。発酵マイスターの唐木るみです。
文化祭、体育祭、芸術祭…シーズンですね!
我が家も先週は体育祭、今週は学習発表会と続き、
いつもよりさらにバタバタ生活を送っております。
そんな時にも体の調子を整えてくれるのが発酵食品。菌様様です!
 
発酵というと食べ物を連想しますが、今回は発酵のパワーを使った
電気のいらない生ごみ処理機『ダンボールコンポスト』のお話を
したいと思います。
もうかれこれ6~7年お世話になっている『コンポスト』
生ごみ処理機というより、ペットに近い感覚で飼っております。
 
生ごみを処理するものは電気式のもの木製のもの、樹脂でできているものなど
様々な価格帯で売られていますが、
今回ご紹介するのはとっても安くて、簡単!
ダンボールと園芸用のピートモス、もみ殻くん炭で作る
『ダンボールコンポスト』
KIMG1181
作り方♪
①ダンボールを用意する。できれば2重構造になっている丈夫なもの。ミカン箱など最適です。うちでは20リットルのお水が入っていた箱を利用しています。
②中にもみ殻くん炭、ピートモスを入れてよく混ぜる。(ダンボールの6割程度まで)
③カップ1~2杯のお水を入れてさらにかき混ぜる。
④Tシャツなどで虫が入らないようにふたをする。
⑤風通しを良くするためにダンボールは床に直接置かずに台の上に乗せる。
⑥生ごみを毎日投入して混ぜるだけ!
KIMG1182
コンポストの中の微生物が生ごみを分解する仕組み
なのできちんと管理すれば臭いもありません。
あるとすればちょっと土臭い、草臭い・・かんじでしょうか?
 
発酵教室でも教えていただきましたが、
微生物には好気性の発酵菌と嫌気性の腐敗菌があり、
生ゴミの成分を栄養素に転換させるのは好気性の発酵菌になります。
生ゴミを分解するときには酸素をたくさん使います。
なので発酵食品を作るときと同じで、条件さえ整えてやれば、
発酵が進み、温度が上がり、水蒸気が出てきます。
この水蒸気を適度に逃がすのに、ダンボールの通気性が適しているようです。
 
最初は臭くなるのでは?虫がわかないか?など不安だらけでしたが、
作ってみると簡単!
面白いのは、野菜ばかり食べさせていると(野菜のクズばかり入れていると)温度が低くなるので、
たまには糖分の多いものを与えたり、魚の内臓などをあげると温度が上がり、
分解の速度が早くなります。
でも逆に与えすぎると、消化不良をおこすのか、分解が止まってしまったり…。まさにペット。
微生物の飼育箱と思うとなんだか楽しくないですか?
生ごみが多すぎると分解できないので、ゴミを減らす努力もするし一石二鳥。
多くの家庭に広まればいいなと思っています!ぜひお試しください。
 
 
発酵はえらい!