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腐らない安全? vs. 腐らせた良品?!

みなさま、はじめまして

今月から毎週(水)の発酵コラムを担当させていただきます

〜日本のホンモノを伝える〜
 発酵マイスター
 コウジ と申します

恐らくここを訪れるみなさまは
食や健康に対して高い意識をお持ちの方が多いのではないでしょうか?

さらに言うならば、

マニアック とか、
変わり者 とか、
臭いもの好き・・・ とか(笑)

実際、私も「発酵マイスター」と名乗ると
そう言われることもしばしばです

 

ただ、日本発酵文化協会のミッションは

「発酵で日本をつなぐ」 です

大多数の方を巻き込まなくては日本をつなぐことにはなりません

“マニアック”で片付けられないために
私なりのやり方で「発酵」のすばらしさをお伝えしてゆければと思っています

戦後急激に変化をとげた食習慣や、
出ては消えるダイエットブーム、
便利さに比重をかけすぎた添加物まみれの食品など・・・

これらを”日常”としている現代人のカラダは
言葉を選ばずに言えば

「腐敗」しています

私も発酵を知るまではそのひとりだったと思います

 

発酵も腐敗も微生物にとっては同じ作用・同じ成果物ですが、

添加物まみれの“腐らない食品”は微生物すら食べません

微生物が食べないから腐らないのです

それを私たちは「腐らないから安全」と言う解釈で食しています

一方、日本に昔からある“ホンモノ”の食は

微生物の力を借りて長期保存をしてきました


そう、それが「発酵」です

発酵食は日本人の身体を健やかに保ち、

ダイエットなど気にする必要もなかった

確かに手間も時間もかかるかもしれないけれど、

だからこそ物を捨てず、最後まで感謝して食べることができた

心さえも豊かにしてくれる食品(食事)だったはずです

 

私は、日頃から一 料理研究家として
日本にあるホンモノのひとつ「発酵」を取り入れた
美味しくて楽しい、簡単なお料理のレシピをご紹介しています

「発酵は少数派のもの」と言うイメージを払拭するためには、

もっとみなさんの日常に取り込んでいただくためには、

たとえば田舎にある発酵食・郷土料理をそのままお伝えするのではなく、

ひと工夫、ふた工夫を施して

現代生活にフィットにさせるのが私の役目だと思っております

ですから、私のコラムは「発酵」にあまり触れたことがない方々にも
楽しんでいただける内容にしたいと考えております


初回はまるで私の自己紹介のようになってしまいましたが

次回以降、どうぞお楽しみに

〜日本のホンモノを伝える〜
発酵マイスター コウジ

写真は出張料理でもご用意した
「オトナのキュウリのQちゃん 米こうじ入り」

キュウリのQちゃん