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「第6回 発酵定例会」に初参加!

こんにちは。発酵マイスター・発酵ライターの大学生、佐藤友理(ゆり)です。
先週末は、第6回発酵定例会に参加してきました!
会場の入り口には魅力的な発酵食品がいっぱいです!
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そして、八海山のお酒もずらり!
 
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さて、定例会では、
4人の先生による特別講演を聞かせていただきました。
大学の講義よりも集中して拝聴しました ^ ^
私がとったノートをもとに、今回と次回の私の発酵コラムで、少しレポートしてまいります。
 
(1)
東京農業大学 柏木豊教授の講義では、
麹菌の遺伝子やゲノムについて学びました。
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しょうゆと味噌では、異なる種類の麹菌が利用されています。
発酵の過程で、大豆のたんぱく質などを細かく分解する「酵素」の種類も、
麹菌の種類によって違います。
 
ここで私の素朴な疑問です。
発酵している間、しょうゆは「もろみ」という水分が多い状態です。
しかし、味噌はあまり水っぽくはありません。
 
水分は、麹菌の酵素のはたらきや、発酵の条件にどのくらい関係しているのでしょうか?
私の卒業論文のテーマにもなりそうですね!深いです…。
 
(2)続いて、
NPO法人 桶仕込み保存会 セーラ・マリ・カミングスさんの講義では、
桶仕込みを守っていく活動や、桶にまつわる発酵文化について学びました。
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私は、桶と樽の違いについても、まったく不勉強でした…。
 
「ホーローやステンレスのタンクとは違い、桶には四季がある」
これは印象的でした!
春には、空桶の天日干し。
秋には、桶師さんが桶のメンテナンスのようなことをするそうです。
 
ここでまた私の素朴な疑問です。
ふと、鹿児島の実家の納豆屋のことを思い浮かべました。
スチロールのトレーや、紙のカップが普及しておらず、、
稲藁や、経木(きょうぎ)【スギヒノキなどを薄く削った包装材】を使っていたころは
納豆づくりにも、四季があったのでしょうか…?
 
ちなみに、私の実家では、夏と冬では気温が違うので、
大豆を水に浸す時間をかえています。
その意味では、ちょっぴり四季がありますね。
以前は、季節の変わり目に、発酵がうまくいかなかったこともあったそうです。
これは、納豆を作って40年の、私の父の談です。
 
 
 
それでは、発酵定例会プチレポートは
次回に続きます。