台風が過ぎ去り、また蒸し暑い日に戻ってきましたが、微かに秋の気配も感じる風になってきました。北海道育ちの私には、これから残暑に向かう暑さも、厳しく感じる季節です。
発酵プロフェッショナル、発酵ライター　浅川つぐみです。
とにかく何をしても暑くエネルギーの消耗を感じますが、スタミナご飯をコンロの前に長くたって調理をする気にもなれない今日この頃・・・
手軽に元気チャージをするには、やっぱり甘酒ですね！
それも酵素やビタミンが失活していない、『生甘酒』が効果的です。
発酵食品を知っている方ならば、甘酒といえば麹と思うのですが、ほとんどの方は、甘酒というとお祭りの神社で振る舞われる酒粕で作った甘酒と思ってしまうかもしれません。 『生甘酒』は、麹と水を混ぜて発酵させて出来ているノンアルコール・砂糖なしの酵素・ビタミンたっぷりの『飲む点滴』と言われている栄養ドリンクです。

ビタミンやアミノ酸の他に１００種類以上もの酵素が含まれていて、滋養豊富です。
市販の甘酒は、発酵による味の変化を止めるため加熱殺菌されており、酵素やビタミンが失活したり変成していますが、手作りならそんなことはありません。
生甘酒のことは、６月に発売された是友先生の本、酵素いきいき生甘酒に詳しく紹介されていますので、夏の暑いお盆休みにゆっくり読書というのも、おススメです。

今の季節、近所の畑でブルーベリーが採れるので、この本を参考にブルーベリーのアイスを作ってみました！
本の中ではフローズンヨーグルトでしたが、生クリームでアイスクリーム仕立てにしました。

ここで、びっくりすることが！
見た目にもわかりますが、滑らかなはずのアイスクリームが、ちょっとポロポロしています。
甘酒に含まれる酵素の中には、たんぱく質分解酵素が含まれています。
生クリームをミキシングして作るアイスクリーム、出来立ては気にならなかったのですが、少し日が立つと生クリームのたんぱく質を分解してしまうのか、ポロポロになって、シャーベットになりました。
冷凍庫保存のアイスですが、開け閉めの多い季節、発酵が進んでしまったのでしょうか？
低温では発酵出来ないと思っている発酵ですが、こういうのを見つけてしまうと未知な気がします！
アイスとシャーベット両方楽しむことが出来たので、２度美味しい思いをしました！
まだまだ解明されていない発酵や酵素の働き、これからどんな発見があるのか、さらに楽しみ！