menu

ブログ

地方出身の私が日本発酵文化協会講師になるまでのお話~その2~

こんにちは。
講師の奥田涼子です。
 
先日は、麹教室の講師をさせていただきました。
みなさん、熱心!
私も講義に熱が入りました。
20140316_104503
 
さて、先日の記事

地方出身の私が日本発酵文化協会講師になるまでのお話~その1~

の続きになります。
 
**********************************************************
 
世の中にはさまざまな 食健康法があります。
私が実践したものでいうと、
糖質制限・脂質制限・カロリー制限
マクロビオティック・ローフード・発酵食・・・
そのほかにも数え切れないくらい(笑)
これらの食健康法は、
健康を保つひとつの手段です。
ですが、これだけがすべてではありません。
私が、そもそも食に関する健康法に興味を持ち始めたのは
大学生のとき。
私には、今も向かい合っているカラダの症状があり
それを治したい!というのと、
ダイエットできる食事法を探していました。
当時は、今より13kgくらい体重が重くて、
とても太りやすい体質でした。
痩せたい!痩せたい!という気持ちが常に頭の中にあり、
そんな時に出会ったのが
マクロビオティック や ローフードでした。
マクロビオティックやローフードを実践することにより、
私の体重はみるみる落ちました。
(現在は、仕事が忙しかったこともありまして、過去最低体重を更新してしまったので、
自分の一番ベストな体重になるまであと6kg戻す予定です。)
さて、私にはマクロビオティックも、ローフードにも
大変恩恵を受けました。
カラダは軽くなるし、なんだか調子も良い。
風邪も引きにくくなった。
痩せた。
特にローフードに関しては、新鮮な生の果物や野菜は
とっても色鮮やかで、目を楽しませてくれるし
(その色はファイトケミカルという抗酸化物質で、栄養的にも優れています)
火を使わない、ということは
まず第一に料理が楽チン。
すぐ終わります。
私は、山盛りサラダやアボカドを切ったものを
メインに食べることも多いのですが、
そうした食事のときは、それに温かいお味噌汁を付け加えたとしても
キッチンに立つのはわずか10分。
かなり時短です。
そして、第二に
これはエコな食事だと感じました。
近い将来、火を使うことができない環境下に置かれたとしても
ローフードの知識があれば、
加熱食に近い味や風味を再現することができます。
それを強く感じたのが
先日記事にした、東日本大震災です。
http://hakkou.or.jp/blog/?cat=1&paged=6
 


ですが、それだけでは、何か足りない。
もともと私は油こってりの洋食が苦手で
和食が大好きなのです。
小さなころから、おばあちゃんや、母の作る
田舎料理で育っていた私の毎日の食卓はほぼ和食でした。
 
日本古来の食事法で、しかも保存性があり
栄養価も優れているもの。
これから、また地震などがまた起こるかもしれません。
そうしたときの非常食・携帯食に
カップラーメンやインスタント食品ではなく
栄養があって、しかも保存が利くものをもっと追求したい。
私にとってのそれが何か、
そう、発酵食品でした。
発酵食は、発酵の過程で
もとの食材にはなかった
ビタミンやその他の栄養素が増えるだけでなく、
保存性にも優れている。
そして、味噌やお漬物、納豆など火入れをしていない発酵食品も多く
そういったものには酵素がたっぷり含まれている。

【日本古来の発酵食と、加熱しないローフードこそ
今、そしてこれから私たちが必要とすべき食事法ではないだろうか?】

そうしたとき、
発酵の正しい知識と日本の発酵食文化の普及・継承を目的とした
『発酵マイスター』 という資格があることを知り、
これはすぐにでも学ばなければ!と感じたのでした。
~つづく~