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【発酵コラム㊱】夏バテ対策に!お酢を摂ろう!!

皆様、こんにちは。
日本発酵文化協会 上席講師の藤本倫子です。
 
じりじりと暑い日が続いていますね。。。
街を歩いていると、ラーメン屋さんのあの貼り紙の文字がついつい目に入ってきます。

 

「冷やし中華」

 

この一文を見るだけで、ワクワクしてしまうのは私だけでしょうか(笑

今回は「夏バテ対策に!お酢を摂ろう」をテーマにお話しします。

 

冷やし中華のあのさっぱりとしたタレ、自分で作ってみたことはありますか?
醤油・ごま油・砂糖……そして、そう「お酢」ですね!

 

最近メディアなどでも話題になっているお酢。
実はお酢も、味噌や醤油と同じく立派な発酵食品なんです。
米や麦などを原料に、酵母による「アルコール発酵」と、酢酸菌による「酢酸発酵」という二段階の発酵を経てつくられます。
微生物たちの力が生み出す、歴史ある発酵調味料です。

 

さて、夏バテしやすい今の時期にお酢が特におすすめな理由をお伝えします。
 
お酢の主成分は「酢酸(さくさん)」です。
そしてお酢の種類によってはクエン酸も含まれています(りんご酢・もろみ酢などに多め)。

この酢酸とクエン酸、実はどちらも体内のエネルギー代謝に関わり、疲労回復をサポートしてくれる成分なんです。
暑さで疲れた体に蓄積した疲労物質の代謝を助け、「なんだかだるいな〜」という感覚を和らげてくれますよ。

 

また、お酢の酸味は唾液や胃液の分泌を促してくれます。
「暑くて食欲がわかない……」というときにも、酢を使った料理はさっぱりと食べやすく、消化もサポートしてくれるんです。

冷やし中華・酢の物・南蛮漬けなど、夏の定番料理に酢が多いのは、先人の知恵といえますね。

 

そして、もう一つ嬉しい効果があります。
お酢には食後の血糖値の急上昇を緩やかにする働きも注目されています。
夏は冷たい麺類やアイスなど、どうしても糖質が多くなりがちですよね。
そんなときにお酢を一緒に摂ることで、食後のだるさや眠気も軽減できると言われています。

 

【 お酢の種類によって、特徴が少し違います 】
 
一口に「お酢」といっても、実はいろいろな種類があります!
 
□米酢   まろやかな酸味とうま味。冷やし中華・酢飯・酢の物に
□ 黒酢   アミノ酸が豊富でコクと深み。飲む酢・炒め物にも
□ りんご酢 フルーティーな香り。ドレッシング・ドリンクに
□ 穀物酢  スッキリした酸味。料理全般・漬物に

 

特に「黒酢」はアミノ酸含有量が米酢よりも多く、疲労回復・スタミナ補給に特化した「飲む酢」としても人気です。
(黒酢については、以前に発酵コラム⑫でもお話ししましたね!)

 
 

今日からできる、夏の「酢活」アイデアをご紹介します。

 

✔  冷やし中華のタレを手作りしてみる
米酢 大さじ2(30ml)+ 醤油 大さじ2(30ml)+ ごま油 小さじ1(5ml)+ はちみつ 小さじ1
混ぜるだけで、添加物なしのさっぱりタレに!

※米酢を半分リンゴ酢に変えても美味しいです♪
※分量は2人分の目安です。お好みで調整してください。

 

✔  飲む酢ドリンクを朝の習慣に
黒酢やりんご酢 大さじ1(15ml)を炭酸水 150〜200ml で割って1杯。
胃腸を優しく目覚めさせてくれます。

※はちみつを少し加えると飲みやすくなりますよ!
※お酢の摂取量は 1日大さじ1〜2杯(15〜30ml)が目安です。

 

✔  酢漬け野菜を常備する
きゅうり・みょうが・大葉を薄切りにして、米酢 大さじ3(45ml)+ 少量の砂糖で和えるだけ。
冷蔵庫に常備しておくと食欲のない日も箸が進みます。
私は隠し味に白醤油も入れちゃいます(笑

 

お酢は、夏の食卓に自然に取り入れられる、とても身近な発酵食品です。
料理のさっぱり感を出しながら、疲労回復・食欲増進・血糖値ケアまでいろいろな角度から夏バテをサポートしてくれます。
 

 
*** 最後に知っておきたいプチ情報 ***
 
お酢は体に良いからといって、原液をそのままグイッと飲むのはNG!
強い酸が食道や胃の粘膜を傷つける恐れがあるので、必ず希釈して食事と一緒にどうぞ。
(飲む酢も、薄めて飲むのが鉄則です)

 

「冷やし中華、始めました」の貼り紙は、ある意味、夏の発酵食品をスタートする合図かもしれませんね(笑
酢でさっぱり、腸から元気に。
発酵の力を借りながら、今年の夏も美味しく乗り越えていきましょう!