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年末のご挨拶
皆様、こんにちは。上席講師の藤本倫子です。
もう少しで2024年が終わろうとしていますが、
皆様にとってこの一年はどんな年でしたか?
元日に能登半島地震あり、今年は不安から始まるスタートになりましたが、“コロナ”というキーワードに大きな怯えを感じなくなってきた感じもする一年でした。
日本発酵文化協会は復興支援を目的として、映画『一献の系譜』オンラインチャリティー上映を行いました。
映画『一献の系譜』は石川県能登半島で古来より酒造りを生業としてきた能登杜氏の仕事を描くドキュメンタリー映画です。
チャリティー上映の収益と教室で皆さまからお預かりした募金は、全て公益財団法人ほくりくみらい基金へ送らせていただきました。
そして、先日12月5日に【日本酒】は無形文化遺産に登録されることが発表されましたね!
日本発酵文化協会では、今年は新たな講座もスタートしました。
これまで日本発酵文化協会では、いわゆる「料理教室」はそこまで多く開催してきませんでした。
協会の講座に参加してくださった皆さまから
「仕込んだ発酵調味料の活用方法などももっと知りたい」というお声もいただき、
お家で再現しやすい料理ワークショップや現役ホテルシェフの料理シリーズ、
蔵での仕込み体験など、新しい企画も皆さまにお届けできるよう挑戦しています。
来年も、引き続き興味を持っていただける企画がどんどん上がっていますので、
ご興味があればぜひ参加をお待ちしております!
“発酵食品は食材を保存するための技術”と講座でもお伝えしています。
本来、冷蔵庫などの無い時代には年末年始に保存食を食べていた日本人ですが、
今では三が日から開いているお店があり、保存食の存在感は薄くなってきているかもしれません。
来年はおせち料理を食べる際に、発酵調味料がどれくらい関わってるかなー?と
考えながらいただくのも面白いかもしれませんね!
醤油、味噌、味醂、酒、酢、、、
すべて麹が関わっている発酵調味料です。
【麹】は日本の食卓には欠かせない素晴らしいものです。
改めて、麹の恩恵に感謝しつつ、2025年の新たな試みを考えていきたいと思います。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。