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醤油を搾って、熟成度合いで味が違うことを実体験

こんにちは。

日本発酵文化協会 上級認定講師の作間由美子でございます。

今年はすこし遅れた桜の開花も、東京は今満開です。

お花見をするために滞在を延期している海外からの観光客も少なくないそうでツアコンは大忙しのようですよ。

さてそんな中、お醤油搾り教室を開催いたしました。

今回は仕込んでまだ半年という方から7年という方までいらっしゃいました。

これまで年に1度の開催でしたが、やはり作った醤油は搾らないと意味がありません。

まずは早速もろみをキットに入れ、搾り始めます。

一気に部屋に醤油の香が漂います。

若いもろみはまだ粒粒感があり、7年熟成のもろみはすでに真っ黒く、液体化していました。

搾り時間は正味90分です。

日本は東西南北にわたり微妙に異なり様々な食文化が生まれてきました。

当然醤油の作り方も搾り方もいろいろあります。

手前味噌ならぬ手前醤油を搾りながら、醤油の基礎知識の復讐と、最近私が旅して回った醤油蔵を紹介しながら醤油のすばらしさをご紹介。

いよいよ舐めてみます。

さあ、出来栄えはどうでしょうか。

まずは自身の醤油を。。。みなさんの顔がほころびますね。

そう、生揚げ醤油は優しいのです💛

そして仲間の醤油を試舐めさせていただき、エイジングの長さ、環境の違い等で出来栄えが違うことを実感した感想をお聞きしました。

味、コク、香が十人十色。料理の使い方もイメージしながら、楽しそうです。

このように一斉に搾ることでいろんな醤油を確認することができ、期待以上の内容だとみなさん実感されたようです。

そして副産物の醤油カスの紹介です。

普段は捨てられてしまう醤油カスですが、自分で醤油を仕込んだからこそ醤油カス有効に使えます。

食物繊維が豊富で味の複雑さと風味が個性的な醤油カスをカスと呼ばせないと思うくらい私は好きです。

発酵調味料にはカスがつきものですが、みりんカスも酒カスも醤油カスも使い方次第なんです!

定番の唐揚げをソテーに替えて。たった約2時間しか醤油カスにつけていないのにこんなにも柔らかく風味豊かになるなんて!

そしてデザートは私の手作りお菓子たち。サクサクのスノーボールとオートミールクッキーは、しっかり醤油カスの風味もあり甘さを抑えた大人のお菓子で喜んでいただけました。

食物繊維もしっかりとれるっていいですよね。

先日、弓削多醤油の弓削多社長が、醤油カスをスモークチップに使えるかも記事をあげられていました。これからも目が離せませんね。乞うご期待!

醤油を作ってみたい方はベーシック講座をお申込みください。

出来上がりには約1年要します。

仕込んだ醤油があるのでしたら搾らないと意味がありません。

長年そのままの方にお伝えいたします。

どんな状態でも放っておくより思い切って搾ってしましましょう。笑

今年から年2回開催となり、次回の搾り教室は10月1日です。

募集開始になるとすぐに満席になってしまいますので、見逃さないようにしてくださいね。