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蔵元ツアー やまね酒造さんへ

皆様こんにちは。

上席講師の藤本倫子です。

 

令和元年、埼玉県に酒蔵が誕生しました。

このご時世に新しい酒蔵?!と思ったりしたのですが、

さすが令和に酒蔵を立ち上げるだけあって、

そのスピリットは酒だけではなく、地域活性(地域を超えているところもありますが)・自然環境保全

や社長ご自身も楽しみながら人のために動くという、

とても素晴らしい活動をされています。

今回はそんな【やまね酒造】の蔵元ツアーを開催させていただきました。

まずは、恒例の視察です(笑

令和元年の新しい酒蔵ということもあり、また社長や杜氏のお人柄もあり、大変柔軟に対応いただきました。

こちらも図々しく無理を承知で

「留仕込み」をやってみたいです!と思い切って言ってみたところ、

「いいですよー」と快く承諾してくださいました。

 

 

ということで、

これだけマニアックなクラフトサケ造り体験をする蔵元ツアーは

まず【発酵マイスター・発酵プロフェッショナル】限定に決定です!

そしてツアー当日は、

まさかの台風直撃という予報。。。

 

ですが、台風の影響を直前まで協議しまして、結果的に今回は開催しました。

当然ですが、既にこのツアーの為に酒造りをスタートしてくださっており、

微生物は待ってくれないからです。

当日、まずは若林社長のお話から開始です。

「なぜ飯能に」、「クラフトサケとは」、「なぜこの様な事業をしているか」などなど

大変熱く語っていただきました。

 

 

ランチは、この日の為にわざわざお店をお休みして、

やまね酒造のキッチンで特製カレーランチを用意していただきました。

トルカリジュッティーさん、ありがとうございました!

とても美味しかったです!

 

そして満腹になり、午後から醸造所に入っていきます。

ここからは、杜氏の深堀さんによる進行にバトンタッチ。

蒸米を冷ます作業です。

皆様の手で蒸米をパラパラにしていきます。

 

 

 

 

次に、醪(もろみ)に入れて混ぜる作業。

クラフトサケ造りの3段目(留仕込み)です。

 

 

 

櫂入れして、クラフトサケの醪を体感していただきます。

 

 

まだ、留なので、酒らしさはありませんが、

これから1ヶ月近く発酵させて、

出来上がったものは、(注文された方には)お家に届くシステムです。

ちょうど先日、麻布十番会場にも無事に届きました♪

 

 

 

雨の中(しかも台風)参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

 

埼玉県飯能市にある『やまね酒造』さんは、コンビニエンスストアだった建物を利用して醸造所をつくった

新しい発想と工夫の詰まった酒蔵です。

蔵のすぐ横には川が流れ、BBQ事業民泊も行なっています。

予約はどんどん埋まっているそうで、やまね酒造のお酒が飲み放題とのこと。

そして何より、社長の若林さんは自然や動植物が大好き!

飯能は自然がとても豊かで、その中でも

国指定天然記念物の【にほんやまね】を研究されています。

(先月は第1回 にほんやまねサミット開催!)

発酵についてより深く踏み込んだ内容のツアーは、

基本的な発酵の製造方法などを既に勉強されている発酵マイスターや発酵プロフェッショナルの方々に

「テキストだけではなく実体験もして欲しい」という想いで

先行でお申込みいただけるものを今後も企画していきます。

皆さん、是非是非、実際の現場を見て・香って・触れて、たくさんの発酵食品を楽しんでくださいね!

*クラフトサケとは、
日本酒は米・米麹・水を発酵させて造るのに対し、クラフトサケは米・米麹・水に発芽玄米や茶葉などの原料をさらに加え発酵させて造るお酒です。
昨今、クラフトサケ醸造所が全国各地に開業しています。