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天然酵母とイースト良い所取り

ゴールデンウイークも最終日になりました。
月曜日担当 発酵マイスター 浅川つぐみです。
ベランダのペパーミントが元気に育ってきたので、昨年に引き続きハーブ酵母を育て始めました♪
まずはハーブティにして飲んでみるとかなりなクール感。
今年は天候が不安定だったので、ハーブも過酷に育ったせいか香りの強いハーブが育っています。
ハーブというのは多少ストレスがあったほうが良いものが育つそうで、ハーブの効能というのは、そうしたストレスに打ち勝つ為に、出来てくる物だそうです。
パン
以前、世田谷のパン屋さんを巡った時にジャスミンとレモンピールのチャパティという素敵なパンに出会いました。
酵母が上手く起きてくれたら、是非それを作りたいなと思っています。
わが家は昨夜、娘のお友達がお泊りに来て、楽しいひと時を過ごしました♪
お友達がお泊り・・・と言っても、もうみんな大人ですが。
朝食に天然酵母のパンをご馳走したいと思いましたが、急なお泊りなので一次発酵に6時間、仕上げ発酵に2時間の時間などかけることが出来ません。でも天然酵母にしたい・・・
今回の助っ人はイーストです。
イーストを使うと最短2時間でパンが出来ます。イーストを使うと一次発酵40分でこんなに生地が膨らみます。
パン 005
製菓用抹茶を入れたり、ピールやドライフルーツを入れてもポンポンに膨らんでくれます。
大江山酒粕の天然酵母を仕込み水に使っているので、油脂のバターを入れなくても生地の伸展性がとてもよく、材料としては、粉と砂糖と塩と酵母+イースト少しのみで普段の天然酵母パンとカロリー的には変らず機能性にはとても優れています。
パン 006
天然酵母イーストの違いって、どんなだと思いますか?
天然酵母は果実や植物の表皮などに付いていたり、空気中に浮遊していますから化学物質などは含まれていない天然の物です。なので、発酵も不安定で野生酵母が雑味もあったります。
時間をかけてゆっくり育つので、発酵時間と温度、湿度の環境はとても大事で、ちょっと手がかかりますが、味は美味しくできるんです。
イーストの方は、自然界のパンに向いている酵母を純粋培養したものですが、純粋なだけに他の菌に弱かったり、短時間に大量に安定した物を作ることを求められるので、添加物が必要になってしまったりします。ですが、安定した発酵力やどんな重い生地やどっさりのドライフルーツでもふんわり仕上がるので、とても扱いやすい生地になります。
ざっくりこんな違いがありますが、今回は両方のいい所取りで、夕方から仕込み始めても夜には出来上がり、朝には味も馴染んで美味しくいただきました♪
若い女の子受けのする抹茶とチョコとクランベリーのパン、オレンジとくるみのカンパーニュを作りました。天然酵母の味わいともちもち感とイーストふんわり感のいい所取り♪
可愛い女子にはふんわり感、ポイント高いです☆
ニーズに合わせて色々出来るのも手作りの素敵なところ♪
パン 007
元気を蓄え、女子チームと私はその後アウトレットの買い物に参戦~♪
素敵な連休を満喫して、また明日から頑張ってお仕事しましょう♪