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【発酵コラム㉕】旅する(お取り寄せ)発酵マニアにおすすめ書籍

皆様こんにちは。

上席講師の藤本倫子です。

 

7月に入り、今年も半分過ぎたとか、もうすぐオリンピックやパラリンピックだとか

様々な事を耳にしますが、

日本発酵文化協会の講座は、

毎年7,8月はすこしゆっくりペースになります(だから発酵コラムも頑張る!)。

なぜなら暑過ぎて、味噌や醤油などを仕込むのに向かないから。。。。

こんな時期に私は、知識の見直し、新しいもの探しをします(笑

 

【 藤本発酵コラム㉕旅する(お取り寄せ)発酵マニアにおすすめ書籍  】

2019年ごろから、なんとなく耳にすることが増えたのが

日本全国の発酵食品についてです。

発酵マイスターという資格を取ると、

各地の旅行が楽しくなるよ!とよくお伝えしていますが、

なぜなら、自分で発酵食品を見つけられるようになりますし、食文化にも繋がるので、

食いしん坊の方にはとっても面白い食の世界だと思います!

 

そして、取材を受けた時や、様々な雑誌を見ていると、

最近は特に全国の発酵食品について聞かれたり、紹介されている記事が多くあり、

雑誌で珍しい発酵食品を見掛けることも増えました。

(そして私の心に響いた発酵食品は、マイスターの授業にすぐ取り入れたり。。。)

と言う感じで、全国の発酵食品の情報がもっと欲しいな~と昨年から考えていたのです!

 

そんなところに、

発酵プロフェッショナル『発酵菌学』の倉橋先生からご連絡があり、

北本勝ひこ先生の『47都道府県・発酵文化百科』丸善出版

が発売されましたよ!と一報が入りました。

 

早速読んでみるとめちゃくちゃ面白い!

新しい情報からしっかりとした歴史まで、

幅広く、分かりやすい全国の発酵食品辞書という感じです。

 

例えば日本酒だったら、

秋田県は、秋田の日本酒の歴史と地域特徴と蔵名もしっかり紹介されており、

新潟県を見ると、新潟県の地域の特徴から歴史、蔵名が書かれ、

都道府県の特徴から、日本酒、味噌、醤油、みりん、酢などの

発酵食品が紹介されており、

さらにすごいのが、各醸造元の名前、商品名なども書かれているので

お取り寄せもしやすい!

 

旅行や出張の際に、必ず読んでから行きたい書籍の一つになりました!

お土産選びなどにも役に立ちそう。

 

自分の生まれたところ、育ったところ、今住んでいるところ、

好きな発酵食品の地域に関する部分を読んでみるもの面白い。

なんでその発酵食品が好きなのかが分かるかも(笑

漆の発酵、ペニシリン発酵、チョコレートの発酵なども書かれており、

読み応えのある一冊です!(結構分厚いです)

 

※香川県を見ると、ヤマロク醤油の山本康夫社長がフルネームで紹介されています。

木桶職人復活プロジェクト』についても触れられ、今後の発酵界への期待が膨らみます!

そして、また小豆島へ木桶づくりを見に行けるといいな~と心から思うのです。

 

今年も暑過ぎたり、遠出は難しかったり、夏の予定が立てづらいかもしれないですが、

面白い発酵食品を探したり、お取り寄せで味わってみるのも楽しいですよ!