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発酵コラム㉓ しょうゆの思いで。。。

皆様こんにちは。

上席講師の藤本倫子です。

 

(※文章中の醤油メーカー様、木桶イベントの詳細等は、職人醤油さんの詳細HPを添付しております)

毎年1月には小豆島のヤマロク醤油さんに伺い、

木桶づくりのイベントに参加してきました!

木桶づくりはもちろんですが、集まる人も関係者が多く、

全国の醸造関係者などが集まってきます。

全員が未来へ発酵を伝え継承することを本気で考えているので

一緒に参加するだけで、楽しくワクワクするイベントです!!

しかし、今年の1月は新型コロナで泣く泣く行くことを断念しました。

(来年はきっと行けるはず!)

 

【 藤本発酵コラム㉓ しょうゆの思いで。。。 】

私は一応講師という立場で、

日本発酵文化協会の講座という人前でお話する仕事をしております。

そうすると、必然的に色々な醸造メーカーの皆様の所へ見学させてもらいに行ったり、

自身で色々な発酵食品を利用したり、その発酵食品の歴史や、地域性、

エビデンスなど、自分で考えられる限りの情報を得ることを常に考えております。

例えば講座で1時間お話しする場合は、

準備する内容は3時間分程度の講座内容を用意しています。

大体3倍くらいのボリュームで内容を用意していたんですね~(笑

 

日本発酵文化協会で行っている発酵マイスター養成講座は

4日間✕4時間=16時間の授業があります。

もはや、最近は16時間では話しきれない容量になってきました(笑

ですので、普段のベーシック講座や担当する講座で

少しずつ小出ししながら講座を進めております。

 

ちょうど今月行う発酵マイスター養成講座の準備をしていて

ふと思い出したことがあります。

マイスター講座のテイスティングで使う醤油は、

ほぼ小豆島の木桶イベントで出会った醤油蔵さんのお醤油を使っています。

(そのため、木桶仕込みのものが多いです。)

 

木桶イベントに参加する前から

我が家の基本ベースになっている醤油も

新潟の木桶仕込みの醤油を利用していました。

 

偶然にも【木桶仕込み醤油】をずーっと意識せずに使っていたんです。

 

これは私が小学生の頃のことなんですが、

大好物の

『ごはんの醤油ちょいかけ』がありました。

本当にご飯に、醤油を少したらして食べるだけ!

お腹が空いたら、こればかり食べていました(笑

 

いや~。

こんな美味しい食べ方は、人に伝えたくなります!!!

と言うことで、実に素直だった小学生の私は

同じマンションの家族ぐるみで仲良くしている友だちのみんなに

『ごはんの醤油ちょいかけ』美味しんだよ!!!

やってみて!!!

と複数の家族に伝えていたのです。

 

結果

誰一人からも賛同えられませんでした(泣

(これは本当の話です)

 

今なら、この結果になった理由がわかります!

そう!『醤油』が違うんですよ!

(醤油は各家庭で使っているものが違うのは、今ならよく分かる!地域性もありますからね!)

 

当時、我が家で使っていた醤油は

千葉県のタイヘイ醤油さんのお醤油だったと思われます。

(当時の母の入手経路によると。母は発酵食品についてまったく詳しくありません。。。)

立派な木桶仕込みの醤油屋さんです。

 

木桶に住み着いた微生物が

醤油の味わいをじっくりゆっくり醸し出してくれるんですね。

小学生の私は、醤油瓶から微生物の声が聞こえていたのかもしれないですね。。。

「ごはんにかけてっ、ごはんにかけてっ」って。

 

子供の頃の変に何も頭で考えなかった時の味覚は

大人になってから、理解することもあるのだなと感じました。

 

今だったら、この話をきっちり説明できるのにっ!

醤油を勉強したい方はこちらへ

オンライン醤油教室

麻布十番会場での醤油教室

 

早くコロナが落ち着いて、

様々なイベントへ安全に皆様が参加できる日が来ますように!!

と願う日々です。

 

 

※おまけ

醤油大好きな幼い頃の私は、

『かき氷』に醤油をかけようとしました。

母に「それはやめなよ」と止められましたが、

私は『かき氷+醤油』やっちゃいました!!!!

 

強烈に、強烈に、強烈に

まずかった記憶が鮮明に残っております。。。。。。

今なら原因がわかるけど、やっぱり経験って大事ですね(笑

 

百聞は一見に如かずといいますが、

身体に危険なものでなければ、自分で色々試してみることが、

身につく勉強(経験)になりますね!