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発酵コラム⑬微生物と共存しよう!
皆様こんにちは。
上席講師の藤本倫子です。
5月29日都心上空を飛行したブルーインパルス、思わず見とれてしまいました。
実際に見ると音もすごくて迫力がありますね。
そして、6月からはオンライン講座が始まります。
【藤本発酵コラム⑬】
私の想像を超えて、多くの方に申し込み頂いております。本当にありがとうございます。
新型コロナウイルスによって、自分の食生活を見つめ直す方も多いみたいですね!
発酵食品は、それはもう考えられないくらい大昔から存在します。
人々が生活する上での知恵です。
麹が誕生したのも約1700年前なのに、未だに麹によって日本の食卓は成り立っています!
そう思うとやはり発酵ってすごいです!
発酵食品について勉強していると、本当に面白いのは“微生物を相手にしている”とよく分かる事です(笑)
授業でもよく分かるのですが、
例えば味噌作りをするとより実感します。
材料も仕込んだ日も全く一緒。しかし、仕込んだ人によって必ず出来上がりは違ってきます。
これは、親子でも夫婦でも違ってくるんです!
(家族で味噌作りしてみるのもオススメです!)
本当に不思議ですね。
さらに、発酵食品を造っている蔵へ行くと、そこの社長さんたちがよくおっしゃる言葉があります。
『教科書じゃこうやって書いてあるけど、ウチの微生物たちは違うね!』って。
- 理論を勉強することは大事。
- その基礎知識があって、自分の発酵食品を醸し出している微生物たちと会話をするのが最も大事!
このお話を聞くと、子育てに似ているなぁと毎回思います。育児書の通りにはいかない!!!!!!ですね。
発酵食品を自宅で作り始めると、微生物たちがそこに住み着き始め、自分に合った発酵食品がどんどんできるようになっていきますよ!
私は一昨日実家に帰ってきたんですが、
実家のぬか床は100年超えの大大大先輩です。
それはもう!本当に美味しいですよ!と自信を持って言いたいところですが、
やっぱり生き物ですね〜。毎回味が変わるんですよ。
今回は母が自信を持って、私にぬか漬けを出してきました。
「今ね、毎日ぬか床を手入れしているの!だからとっても状態が良くって、美味しいの!」
「あぁ、これこそが発酵生活の基本だな。」としみじみ思ったのでした。
想像していたら、ぬか漬けが食べたくなってきました!
ビールとぬか漬けも美味しいんですよね〜!
次回はぬか漬けのウンチクでもお話ししましょうかね(笑)