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発酵コラム⑩豆板醤はいましか仕込めない!

皆様こんにちは。

上席講師の藤本倫子です。

休日、冷蔵庫を覗いた旦那が

「なんにもない。。。。。調味料ばっかり。。。」とつぶやいて静かに冷蔵庫を閉じました。

 

いやそんなはずない、食材もある!「なんにもないのは旦那の料理の腕前じゃぁぁぁ!」

と心の中で叫びました。。。

 

【藤本発酵コラム⑩】

とはいえ仕事柄、確かに調味料の数はかなり多いかもしれません。

醤油だけでも、7~8種類は冷蔵庫に入っている!

 

そしてここ数年、私がずーっと、ずーっと、そしてずーっと探していた調味料があるんです。

それは【豆板醤】です。

日本で手に入る豆板醤は数種類しか見掛けたことがありません(私が探せないだけかもしれませんが)。

どうしてだろう。。。。

もっと様々な豆板醤があっても良いのでは?と思っていたのです。

そしてもう一つ、

なぜ、豆板醤はこんなにも安いのでしょうか?

 

と言うことで、自分で仕込んでみることにしました。

そもそも、豆板醤は、絶対に、絶対に、今しか仕込めません!!!

主な材料が『空豆』ですから!

今が旬!時期を逃すと仕込めるのはまた来年になってしまいます。

 

《 材料 》

・空豆 約4㎏

(皮を剥き、茹でて、さらに内側の皮を剥くと、なんと600gになってしまいました!)

・生麹 300g

・塩  155g

・唐辛子(辛口)80g

・唐辛子(甘口)80g

・味噌 120g

 

すべてを混ぜます。

あとは、1年くらい発酵を待つだけ。。。

 

総量約 1.3 kg

総額約 4,500円

 

かなりの高級豆板醤に!来年が楽しみです♪

 

実は、今年の5月に【豆板醤】のワークショップをやろうと昨年から企画しており、

昨年も豆板醤を仕込んでおりました。

既に麻布十番教室で美味しく出来上がっています。。。

3,4,5月は講座がストップした関係で、今年は開催できませんでしたが、

来年の講座の楽しみとしてゆっくり発酵させようと思います!

 

今しか仕込めない、

自作の【豆板醤】を仕込んでみるのも良いのではないでしょうか。

自分で仕込むと、辛さの調節もできますよ!

 

“ポイント”は、塩分濃度です。

私はギリギリの11.6%にしました。

より安全を重視したい方は、12%塩分くらいで仕込んでくださいね!