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手づくり麹教室はいつも楽しい!①
ごきげんよう!
上級認定講師の作間由美子です。
日中はまだ汗ばむ日もありますが、毎朝4時起きしていると明るくなるのが一気に遅くなることを毎年感じます。
明日から10月で すものね。
さて、昨日は今年最後の「手づくり麹教室」を開催いたしました。
最近ではスーパーや専門店などでも麹が売られていますね。
乾燥だけではなく半生のような生に近い麹も置いてあったりします。
麹があるから、味噌や日本酒や甘酒ができる。
その麹を自ら作ってみるという教室です。
もちろん私たちの協会に「室(ムロ)」があるわけではありませんので、
それに近い環境をつくり、麹づくりを体験をすることで、
職人のご苦労や技、そしてアスペルギルス・オリゼーは生き物だということを実感していただきたいと思い、数年前からはじめました。
この時間ばかりは、人よりもオリゼーに環境をあわせますのでエアコンはオフ!
キッチンでは、大きな鍋が複数並んで、ぐらぐらとお湯が沸騰しています。
麹作りは蒸米が命です。
失敗したら麹はできません。
そのポイントをお伝えしながら、蒸米が仕上がるまでの間で座学を進めていきます。
じわじわと部屋の温度も湿度もあがり、私たちも蒸し暑くなってきたところで、お米も蒸しあがり、
いやおう無しに一気に蒸し米と向き合い、ほぐし、種菌を振りかけていき、さらにほぐしていきます。
全員汗だく。そしてチームで声を掛け合って、整えていきます。
すべて時間と温度との勝負でなのです。
その時、ふと頭に浮かんだのは「麹づくりはスポーツです!」でした。名言でしょ。笑
この教室は2時間なので、アフターフォローをSNS内で行っておりその後の様子を共有しているのですが、
そこで繰り広げられる様子はまさに「オリゼーは生き物」であることが証明されることばかりで、
ペットを飼っている感覚というのでしょうか。
心配で、職場に持っていかれたり、予定をキャンセルして帰宅されたりと、非日常を味わっていらっしゃいます。
もちろん、わたしもその一人。初体験のときは出張先まで連れて行ったものです。
さあ、明日がいよいよ出麹(出来上がり)です。
今回は蒸し米もとてもよく出来たし、種麹も満遍なく振りまけたので成功を期待したいと思います。
次回は来年の夏です。
またご紹介いたしますね。