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「めふん」?!
めふん?!?
初めて聞いたときは野菜?動物性のもの?調味料?
まったく察しがつきませんでした
「めふん」とは?
鮭の腎臓(血合い)を長期塩蔵熟成した食品で鮭の腎臓の塩辛だそうです
腎臓ですから鮭1匹から数グラムしかとれない貴重品で、
北海道・東北地方で食されてきたのだそうです
「めふん」という名前はアイヌ語で腎臓=「メフル」からきているとのこと
日本ではマグロやカツオの腎臓をねぎや生姜などと一緒に細かく叩いた「たたき」
(サク採りした身を炙るたたきとは別もの)があるそうですが、
腎臓と塩(醤油)しか用いない保存食は唯一無二、「鮭のめふん」だけ!
なかなかコアな発酵食品ですね!
こちらは以前お邪魔した銀座のヤマガタサンダンデロで食した
めふんのクロスティーニ
塩味は強いのですが、奥行きがあってコクがあるので
バゲットとの相性が抜群に良かったです◎
しかし腎臓を保存食にするとは・・・
あらためてすべてを大切にするこの食文化に、先人の知恵に敬意を評したいです!
シアワセ料理研究所 発酵マイスター
コウジ