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シュールストレミングを開ける会
昨日はとっても楽しみにしていた「シュールストレミングを開ける会」に参加してきましたので
その感想を!
おはようございます。発酵マイスターの唐木るみです。
前の日からワクワクして、
子どもたちにも「明日、世界一臭いシュールストレミング」食べてくるよー!」と
何度も言ってしまい、
「もう聞いたよ。本当に発酵好きだねー。」と長男。
長女は「いいなー、私も食べてみたい‼」と。
『シュールストレミングを開ける会』
もうこのHPをご覧の方はご存知かと思いますが、
発酵食品の中で一番臭いと言われているのがシュールストレミング
ニシンを塩漬けにして缶の中で発酵させた漬物の一種。スウェーデンで主に作られています。
スウェーデン語で シュール=酸っぱい、ストレミング=バルト海のニシン
の意味があるそうです。
日本で臭いと言われている「くさや」のなんと6倍の臭さ。
ちなみに2番目は韓国の「ホンオフェ」、3番目はニュージーランドの「エピキュアーチーズ」、
4番目がグリーンランドのカラーリット民族やカナダのイヌイット、アラスカのエスキモーなどで作られている「キビヤック」、
5番目に日本の「くさや」がきて、続いて「鮒ずし」、「納豆」と続きます…。
昨日はまず、参加者の持ち寄った発酵ご飯とお酒でお腹を満たし、喉を潤してから、外へ。
いつもながらみなさんの作った発酵おつまみは美味しかったですし、とても勉強になりました!
いよいよ缶をあけまーす!
日本発酵文化協会前の駐車場に新聞紙を敷き、
参加者はレインコートやシャワーキャップ、ゴム手袋などをして臭い対策!
私はビニールのゴミ袋をかぶって缶に近付きました。
このとき駐車場の前を数名の小学生が通ったのですが…
「くっせー」というわかり安い表情で通り過ぎていきました。
他の道行く人も団体でレインコートを着ている異様な光景にびっくりしていたと思います。
さてさて肝心の感想ですが
缶に缶切りを入れた瞬間、「くさー」になるかと思いきや「あれ?」なんともない。
しばらくすると・・・プシューと音を立て何かが上がり、風がこちらに吹いたその時…きました~!
しかし、「くっさー」でもむせるでもなく、
トイレ、溝、雑巾…それが全部混ざったどんなにか耐え難い臭いか…と思って構えすぎたせいか
ん?案外臭くない??と思ってしまいました!
缶を開けるとなんと液体…。事前にインターネットなどで予習していた画像は
すべてニシンの形が残っていたのですが、今回開けた缶は中身がすっかりグレーの液体に。
パンにクリームチーズを塗り、その上にシュールストレミングをたらして食べました!
初体験!最高でした‼
口に入れるとなんとも言えないやっぱりツン!とする臭いにおいがあがってきますが、
結構癖になるかも…。パンを2枚も食べ、さらにスプーンで1なめチャレンジしました。
以前から気になっていた「シュールストレミング」を食べられて最高でした。
輸入の数に制限があり、爆発する恐れがあるので常温保存もできない「シュールストレミング」
室内で開けると臭いも残るそうなので、屋外限定。
発酵文化協会にご縁があったから体験することができました!ありがとうございます。
キビヤック食べてみたい(いや見てみたい?)な…