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【発酵コラム㉖】ひとむかしってどれくらい?!

皆様こんにちは。

上席講師の藤本倫子です。

 

Tokyo2020が始まって、毎日選手の活躍を様々なところで目にするようになりました。

スポーツ選手を見るといつも思うことがあります。

なんて、素晴らしい肉体美!

もちろんスポーツの種類によって体型、筋肉量など違いはありますが、

本当にみなさん素晴らしい肉体美だなと思って見惚れてしまいます。

その様子を見ながら、今回のコラムは生物と絡めた独り言です。

 

【藤本発酵コラム㉖ ひとむかしってどれくらい?】

一昔といえば、なんとなく10年くらい?

10年一昔と言いますし。

と思っていたら、最近のマーケティングでは、

一昔というと3年位前?!と思う人が多いようです。

 

人間(生物)の体には、たくさんの物質が流れ込み、そして流れ出ていくような

仕組みになっており、

一日にたくさんの細胞などが流れていき、新しい細胞などが生まれてくる。

この繰り返しを内臓でも、皮膚でも体のあちこちで行っています。

そう思うと、人間の体の多くの部分はいつも入れ替わっているということですね!

ですので、10年も経てば、

体の多くの部分は新しいものに入れ替わっており、

細胞からみると、10年前の自分はいないのか~と。

基本的に姿、形はほぼ変わらないですが、

ほとんどの部分は新しい材料になってしまっていると。。。

(10年前の写真をみると、やっぱり若いと思うのは、きっと細胞のせい!)

 

細胞を中心に考えると、不思議な感覚になりました。

今、連日テレビで見る選手みなさんの体は、

毎日少しずつ細胞が入れ替わり、この肉体美をつくり上げて戦っているんですね~。

 

話は変わって、

とある飲食店で、中国の面白い発酵食品に出会いました。

その発酵食品、今現在日本に広げようと営業をしているらしいのです。

(日本人の中華の食べ方にはとっても合っていると思う商品です。)

 

偶然にも、そのメーカーの方を知っていたので、

聞いちゃいました!

『この商品、日本で売るために新しく開発したのですか?!』と。

 

その答えがすごかった!

 

『日本でこの商品が合うと思いまして、広げております。

この商品は、実は100年前に中国で表彰されている商品なんです!』と、

当たり前のように1世紀前に生み出された品物だということを教えてくださいました。

 

恐るべし中国の歴史、と思いながら、

浅はかな質問をした自分にすこし恥ずかしい思いもしましたが、

改めて発酵の力はすごいなと思いました。

 

100年も経てば進化しているものが多い中で、

発酵というものは、100年前の作りを現在でも楽しむことができる。

 

10年前の肉体は細胞が入れ替わってすっかり新しくなっているかもしれないけれど、

100年前の発酵技術は変わらずに伝えることができる。

 

そんな伝統を受け継いでいる発酵食品は日本にもたくさんありますよ!

ただ、中国の歴史というのは改めてすごいな~と思った出来事でした。

 

さて、この中国の発酵食品は。。。なんでしょうね?

答えは、コラムイラストをご参考に!