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”菌活(きんかつ)”ブログ、はじめました
日本発酵文化協会 コラムのページをご覧のみなさん、こんにちは。 かわむらです。
不定期ではありますが、協会の認定講師として? というよりは発酵にはまってしまった一個人としての『菌を意識した生活』、略して『菌活(キンカツ)』を私なりにこの場を借りて発信していこうかと思っておりますので、ご興味が湧いたら、ちょっと落ち込んでいたら、おもしろくないことがあったら、幸せだなぁと思うとき。
などなどこちらのページを覘いていただけたら幸いです。 何かいいことがあるかも? 幸せな人はより幸せに♪
さて私は今、きたる7月11日に予定しています”漬け床ワークショップ”の準備のため、いろいろ試作を作っています。
思いついた漬け床に肉とか野菜を漬けておりまして、はたしてどんなお酒に合うかなー?と食べながら、飲みながら、試行錯誤しています。
もちろん仕事です。 決してつまみを作るためにやっているのじゃありません。
そもそも私が発酵っておもしろい! ちょっと手間かけるとご飯がおいしくなる! なんてわかったのは基本、自分が料理が不得意だったからです。
中学3年の頃だったでしょうか。 初めての入院経験で血圧が高めとなり病院食が減塩食になりました。
そこから基本、味付けはほんとに薄く。 お刺身は別ですが、ソースや醤油をかけて食べるようなものでもほとんど何もかけずそのまま食します。 なので私の作る料理は家族からもブーイングがおこるほど味がほとんどないのです。
息子たちは私の手料理より、私の母の手料理を食べることが多かったので、北国出身の母の味付けはめっちゃ濃いため、それに馴染んでいる息子たちはいつも私の料理には「味がない」と言っていました。
幸い、主人と娘は私の母の手料理をほとんど食べたことがないため、うまく洗脳できていますが。
それでもやはり料理が得意とは自分で思えなかったので、麹とか自家製味噌とか醤油とかできるようになったときは神の手を得た気分でした。
ホントに菌たちのおかげ、菌さまさまです。
とはいえ、まだまだ料理がおいしくできるようになったとは言い難いですが、麹とか味噌のおかげでごまかせているとは思います。
そしてあらかじめちょっと肉や魚を漬けこんでおいたり、ハンバーグするときは甘酒と醤油を入れるとうま味倍増となったり、自家製の発酵調味料、それを醸してくれた菌たちのおかげで自己満足しています。
ということで、漬け床ワークショップ、お料理に自信のない方特に!菌のおかげでちょっと上手に作れるようになるので参加してみてください。
と、宣伝が長くなってしまいましたが、”菌活”のテーマはあくまで菌のことです。
あ、といっても大学で学ぶような微生物学とは程遠く、そんな難しいのは私にはとてもじゃないですが書けませんので、たまに見聞きして私なりに咀嚼したものを脳内整理するため、そしてみなさんに少しでも地球のこと、環境のこと、食べ物の本当のことなど知ってもらえたらなぁと思っています。
ん? 発酵だから”菌”というのはわかるけど、地球?環境?とそこへどうしてつながるか、わかりますか?
基本講座、マイスター 受講したことがある方はおわかりでしょう。
地球の三大生物のお話。 そうです。 菌!微生物がいなかったら地球は成り立たなかったわけですよ。
植物がいて微生物がいて動物がいて。 どれが抜けてもダメだった。
(極論で環境破壊する人間がいなかったらもっと地球はマシだったという人もいるようですが)
なので食べ物にカビが生えることは自然なこと。 雑草がいっぱい生えてくることも自然なこと、アスファルトをやぶってまで生えてくるなんて、なんて生命力にあふれているんだろう。 人間が作った不自然なもので自然と競争してもしょうがないんじゃないかと思うんです。
カビが生えないパンなんて何が入ってるんだろう?むしろ怖い。
そんなことを毎日の生活でちょっと感じたり、改めて見つけるのっておもしろくて楽しいです。
私は今は東京と高知を行ったり来たりする生活ですが、高知はあたたかいだけに虫も多く、何より大きくて!
手のひらサイズの蜘蛛とか。 10㎝以上はあるムカデとか。 明け方雨戸をあけたら桟に張り付いていたのかマムシが目の前に落ちてきたり、ものすごく自然の多いところに住んでいまして、嫁いだ当初は毎日虫にビクビクしながら生活していたのですが、今では、あぁ虫たちも生きているんだなぁと思えるようになりました。 食べ物にカビが生えても微笑ましく思えるし。
発酵を勉強していてこんな風に変われるなんて、なんかすごいですよね。
みなさんも発酵のこと知って、菌のこと知って、そしたら何か生き方に何か変化がおこるかもしれませんね♪