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発酵とお菓子の甘い関係 #7 「みたらし団子」
コラム毎週(12月~2月)木曜担当
発酵マイスターたじみん
今日のお話は、「だんご」について。その中でも
『みたらし団子』について!
味の決め手は「タレ」に使われる「醤油」であることは間違いない!のですが、
そもそも
みなさん、みたらし団子はなぜ「みたらし」なのかご存知ですか??
漢字で書くと「御手洗団子」
『御手洗』という言葉は
『御手洗川』という川の略でもあり、
『御手洗川』は、神社の近くを流れる参拝人が手を洗ったり口をすすいだりする川
を指しています。
特に有名なのが、京都の下賀茂神社。
下賀茂神社は夏に「御手洗祭り(みたらいまつり)」という、
御手洗池に入り、足を清め穢れをはらうお祭りがあります。
その御手洗池から湧き出るアワを人の型にかたどって作った団子が、
御手洗団子(みたらしだんご)なのです!
他の説もあるようですが、何気なく食べている団子にも物語ありです。
そして、肝心の「タレ」ですが、
実は地域によって味の傾向が異なるのです!
地元を離れ、一人暮らしを始めたときに、
スーパーでかった「みたらし団子」が、モッタリとしたタレだったのが
不思議でしょうがなかった・・・・。
なぜなら!
私の地元「静岡県」はみたらし団子=甘じょっぱいお団子で、サラっとしたタレなのです。
そして、お隣「愛知県」で食べる、みたらし団子はもっとサラサラしたタレだから!
さらに愛知県のものは静岡のものより → しょっぱい団子
醤油感が強いタレです。
ですので、スーパーで買うお団子は「なんだかタレが甘めだな~」だと感じていました。
地域性ということで言えば、「岐阜県」にうつると「たまり醤油」を使うのが主流になるというから驚き。
某コンビニでは、そんな地域性に合わせてみたらしタレを5種類用意しているらしいですよ!
みなさんも、自分の想像している「みたらし団子」とお隣の県の「みたらし団子」は
ちょっと違うかもしれませんよ。
是非おためしあ~れ!