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発酵とお菓子の甘い関係 #5 「花びら餅」
コラム毎週(12月~2月)木曜担当
発酵マイスターたじみん
2015年が終わり2016年を迎えようとしています。
今回のお菓子はお正月菓子 「花びらもち」。
こちらは今やお正月のお菓子として和菓子屋の店頭では
お目見えしていますが、
もともとは
平安時代に行われていた新年行事を簡略化したもので、
600年にわたり宮中の『おせち料理』の一つと考えられてきたものです。
その行事の中で食べられていたものを餅で包んだもの(宮中雑煮)が、
だんだんと形が変わり、ごぼうや味噌餡などへと変化し、
今の「花びら餅」となり、お茶の「初釜」で使用されるようになり、
新年のお菓子へと繋がっていきます。
各社、自分の個性を出した様々な「花びらもち」を販売していますので、
新年の初菓子としていかがですか??
そして、こんなお菓子の中にも「発酵食品」が使用されています。
私達が日頃なにげなく口にしているお菓子の中にも、
発酵のチカラがさまざまな形で働き、
美味しさのお手伝いをしています。
2015年も様々な「発酵」と出会うことができましたが、
2016年はどんな出会いが待っているのか楽しみです。
さぁ、そろそろ新しい年がやってきます。
皆様よいお年を。