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発酵ツーリズム@山家パート2

発酵プロフェッショナルの白瀬まゆ美です。月曜日に静岡の全県をカバーするK-MIXというラジオ局のモーニングラジラという番組に発酵マスターとして出演させていただきました。このコーナーは静岡県で活躍する各界のマスターを紹介するというもので、発酵をテーマにしたマスターは初めてとのことで、思う存分語ってしまいました(笑)
パーソナリティさんも甘酒を用意し、興味を示してくださり、番組後には早くもお問い合わせをいただいたり、ありがたい限りです。
お茶が繋ぐ縁を「茶縁」と言いますが、麹菌がつなぐご縁は「菌縁」だと音の響きが違う意味を持ってしまうので「麹縁」でどう?と思ったらこれもまた音の響きが違う意味を持ってしまい…、「オリゼー縁」ってこれもまた微妙。とはいえ、どんどん発酵の縁は繋がり広がっていきます。
ということで、前回の続き、山家の発酵ツーリズムに参りましょう。山家の太田酢造の太田ミチ子お母さん。今回は特別よ~と麹室にご案内くださいました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
室&お母さん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これほど広い麹室は初めて見ました!聖域よと言われた意味が入るとわかりました。ほわぁ~~っといい香り。蔵つき酵母ちゃんたちがお住いです。
こっそり中身
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
中のもやしを生やしている途中をちらっと。まだ一夜明けたところ。
麹1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
くらべなさ~い!とできあがって乾燥させたものと、1日目を出して比べさせてくださいました。お母さんの麹はあまりモコモコさせないのが特徴。根を深く生やさせると言ってました。
豆
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お母さんのお味噌は大豆だけでなく、この緑のお豆が半分ほど入ります。だから香りが全然違うんです。そして1年かけて熟成させています。
味噌たる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
木樽熟成したものを、袋詰めのために移し替えて蔵で作業しています。お湯に味噌を溶いただけの味噌汁をいただきましたが、深みと味わいがまったくの別物でした。
みそ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これがお母さんのお味噌です。お湯に溶くだけという究極のずぼら味噌汁でも充分美味しいので、ぜひお試しを!
帰りにお土産屋さんに立ち寄ったら、なんと新酒を無料で試飲できるようになっていました。
酒
 
全部試す勢いで、調子に乗った酔っ払いは始末が悪いですね~。結果こうなりました。
さくらんぼ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
感動とお母さんの愛情たっぷりな味噌づくりに学ぶ人生論満載。山形山家発酵ツーリズムは、人生にも効く極上の旅。リピートしてもなお奥深いものでした。
~~発酵を現代生活に合う形で残していこう~~
■白瀬まゆ美(しらせまゆみ)
発酵プロフェッショナル、フードコーディネーター、フードアナリスト、ライター、メニュー開発、お土産開発、商品開発
白瀬まゆ美ブログ