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木を食べる時代が到来??
昨日は、素晴らしい中秋の名月でしたね。
発酵プロフェッショナル 発酵ライター 浅川つぐみです。
最近、個人の発酵教室のレッスンで使わせていただいている『空まめの木』という化学物質不使用の自然体感型モデルルーム、材木屋さんとしては、総業300年以上の歴史があるという駿河屋さんからヒノキのおがくずをいただき、
じつは、このおがくずを使って、パンやドーナッツを作って食べる研究がされているというお話を聞き、ならば、これで糠床を作れは、ヒノキの香りが香るにか床が出来るかもしれませんね~という、お話になり、挽きたてのヒノキのおがくずをいただいてきました!
きめ細かで、ふっわふわなんです!
そして、ヒノキ入りのぬか床作ってみました!
ヒノキの割合をすごく悩みましたが、ざらざらしなくて香りがする割合、米ぬか500gに対してヒノキのおがくず10gを使ってみました。
見た目普通の、ちょっとざらつきがあるかないかという、とてもいい香りのぬか床になりました。
ヒノキはアロマやハーブの効能としては、抗菌作用や防虫作用のある成分を持っています。
このまま上手くぬか床として発酵してくれるかが興味があります。
上手く出来たら『空まめの木ワークショップ』ヒノキでのぬか床作ってみようかな。
これからもしかしたら、木を食べる時代が来るかも・・・そんなことを本気で考えている方々がいるらしいそうです。
スギやヒノキのおがくず 食用パウダーに加工 静岡理工科大・志村教授ら方法確立し特許出願
こちらは、林業を支えるという考え方での「木食」という考え方のようですが、
たしかに、最近の気候の変動に伴う農作物の被害は大変心が痛く、収穫を目の前にした稲穂が水浸しになっている様子などを見ていると、将来食糧難などの危機もあるかもしれませんよね。
そこで、木を食べるという選択も出で来るのでしょうか??
パンやドーナツが作れるという事なので、私もパンを作ってみました。
一番風味がわかりやすいように、食パンにしました。
お家が材木を扱っていたというお友達から、木は意外と口の残るのよ。。。というお話を聞いていたので、食パンの配合に、大さじ1程度の量にして焼いてみました。
これが口に残らないギリギリな線のような気がします。
パンのクラストの真ん中あたりにおがくずが見えます。
今回は、発酵しなかったら残念と思いイースト菌を使ったのですが、それがかえってヒノキの香りの上を行ってしまい、熱いうちはヒノキの香りが負けてしまいました。
香りのない菌を使わないとダメですね。パンを作る菌もセレクトしないと大さじ1杯のおがくずを香らせるのは厳しいかもしれません。
ただ、ヒノキの香りは、水分を含むと香るようで、今度は、仕込むお水にもおがくずの香りを付ければ、いいのかなと思います。
次回にご期待を!!
さぁ、あすの朝食、家族がいつもの食パンの異変に気が付くかが楽しみです。
こうやって、いつも家族は、知らぬ間に私の実験代になっています(笑)