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ナゴヤメシには八丁味噌!
すっかり涼しくなりました。発酵マイスターの唐木るみです。
秋生まれのせいか、夏が終わり涼しくなり、温かいものが美味しく感じるこの季節になると
ウキウキします。
今日は、『八丁味噌あれこれ』をご紹介します。
先週予告で『発酵だれ・・』と書いたのですが、名古屋に出張した際に食べた八丁味噌が
ほんのり甘く秋っぽくて、お伝えしたくなりました。
八丁味噌といえば「名古屋」
「ナゴヤメシ」といえば八丁味噌。
それでは☆『八丁味噌』の由来を見てみましょう☆
八丁味噌の名前の由来は、徳川家康が生まれた岡崎城から西に八丁(約870メートル)離れた
八丁村で製造がはじまったことにちなんでいるそうです。
大豆の栽培に適した土があったことと、そばに流れる矢作川から塩を運びやすかったことから
味噌づくりが盛んになりました。
☆八丁味噌の作り方☆
材料は大豆と塩のみ。蒸した大豆に麹菌をつけ、塩と水を加えて大きなおけに漬け込む。
代々使い続けてきた玉石を山のように積み上げて重石とし、「二夏二冬」をかけて熟成させます。
大量の石を置くのは、水分を味噌全体に均等に行き渡らせることで、
味噌をムラなく熟成させる必要があるからだそう。
『八丁味噌』は色で分類すると「赤味噌」素材で分類すると「豆味噌」にあたります。
家康をはじめとする三河の武士たちは、八丁味噌をつけた芋の茎を戦場に持ち込み、鉄兜を火にかけ、お味噌汁を作って食べたとも言われています。
今年は 徳川家康公薨去四百年という記念の年
ということで、岡崎市では様々なイベントが開かれているそうです。
この機会に八丁味噌、
ナゴヤメシの世界をのぞいてみるといいかもしれませんね。
名古屋には八丁味噌の味噌蔵は2つ!
創業1337年の「まるや」とおよそ300年後にできた「カクキュー」
八丁味噌はそのままだと固いので、つぶしながらとかしたり、
煮込み料理や炒め物に使うなど少し工夫して使うのがおすすめです。
また、麦みそや米味噌との相性もとっても良いので混ぜて使ってみてくださいね!
最近はまっているのは、八丁味噌を使った味噌玉作りです。
八丁味噌と薬味を混ぜて焼くだけなのですが、そのままおつまみに。
またお湯を注いでお味噌汁に!
朝一杯のお味噌汁を素早く作ることができます。
日本の伝統的発酵調味料で元気に♪
来週こそはいろいろ麹タレにしようかな・・・お楽しみに。