ブログ
腸内フローラが流行っています
東京は、あっという間に桜吹雪になってしまいました。
冬に仕込んだ味噌の様子を見てみましたら、味噌の表面にピッタリと貼ったはずのラップが、風船のように膨らんでおり、急いでガス抜きをして新しくラップを貼りなおしました。
発酵プロフェッショナル 発酵ライター 浅川つぐみです。
NHKスペシャルで腸内フローラについての興味深い話が語られてから、腸内環境・腸内フローラというワードがよく目につくようになりました。
腸内環境を整えるという事は、はじめはダイエットや美容の目的で広がったことかもしれませんが、腸は『第2の脳』と呼ばれるように、身体に色々な影響を及ぼしています。
腸内環境を整えることが、健康への近道と最近注目されているのは、そのせいかもしれません。
人の腸内には、腸内細菌がお花畑のように場所(腸内フローラ)を作って、縄張り争いをしています。
その腸内フローラの中に持つ菌の種類によって、人は性格や健康や病気、体型などが左右されているそうです。
腸は、脳の支配をうけない唯一の器官で、ほとんどの臓器や神経が脳の命令で動くのに対し、脳のどんな指令があっても、トイレは我慢できません。
腸自身が意志を持っているようにも思いますね。
実は自分の持つ腸内細菌で、人の性格や病気、健康や体質などが決められているそうなので、日本人に多い大腸がん等の病気も、自分が選んでそうなっている可能性があるということなんです。
性格や体質、病気の有無まで決めてしまう腸内細菌が形成する腸内フローラ。
腸内フローラの菌の比率で、病気になる可能性や肥満になる可能性、認知症になったり、ガンになったりという可能性が決まってくるそうなのです。
腸内フローラ、すごいですね!!
病気や不都合な体質などは、出来れば選びたくないものです。
健康な腸内フローラを育む事が、日々の生活でとても大事な事となってくるように思います。
セルフケアとして私達が手軽に出来ることは、発酵食品を大いに取ること。
それも大事な心掛けとなるのではないでしょうか。
腸によく効く発酵食品って、キムチや
納豆
ぬか漬けに
味噌
醤油
甘酒
チーズにヨーグルト・・・沢山ありますね!
日本発酵文化協会でまだ作っていない物は、チーズとヨーグルトでしょうか??
いつかやってみたいなと思います。
日本の伝統を引き継いでいる発酵食品の力、大切にしたいなと改めて思います。
色々な発酵食品作りにチャレンジして、みんなが発酵食品を作れるようになると、日本中が健康になって、国家も元気になるんじゃないかと思ったります(笑)
5月は、そら豆が出回りますので、手作り豆板醤のワークショップを開催します。
豆板醤も、そら豆と麹を発酵させた発酵食品なんです。
お時間のある方、ご参加お待ちしています。
http://hakkou.or.jp/items/view/HKN0003