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ぬか漬け美人で、夏バテ防止!
先月作ったぬか床はを順調に育ってています。
発酵プロフェッショナル、発酵ライター 浅川つぐみです。
我が家は、日当たりの良いマンションなので、室温でぬか床を育てるのが難しく、『ぬか漬け美人』というホーローの容器で、冷蔵庫で低温熟成させております。
実は、私、発酵の世界に出会うまで、お漬物には興味がありませんでした。
ですので、食卓にも全く上がらないという食生活をしておりましたし、
当然、子ども達も、食べる機会に恵まれていませんでした。
ぬか漬けについていろいろ調べていると、お漬物って、すごくいいものなのだと、改めて気が付きます。
漬け物というものは、そのままでは長期保存できない野菜を、長く食べられるように工夫した究極の発酵保存食なんです!それだけで、すごい感じがしますよね?
ぬか漬けなどの漬け物に含まれる乳酸菌は、植物性乳酸菌で、高塩分や低温でも活発に増殖し、1日漬けただけでも数千万個、2日漬ければ、数億個に増えるそうです。
この逞しさが腸まで生きて届く強さにつながるんですね。
生きて腸まで届いた乳酸菌は、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすのを助け、腸内細菌を整えるのに役立ってくれます。
京都のすぐき漬けから発見された植物性乳酸菌のラブレ菌が、ガンを抑制する物質、インターフェロン―αを増やし、免疫力をUPする働きがあると言われているのは、有名ですよね。
そんなわけで、漬け物生活の習慣がなかったわが家でも、ぬか漬け生活を続けています。
今日は色々な夏野菜を漬けてみましたが、器を変えれば、サラダのようにも見えますね。
ゆで卵ののぬか漬けが出来るとのことで、やってみました。
せっかく植物性乳酸菌が育っているので、動物性の物を作る時は、ジップロックにぬか床を分けて作ります。
ゆで卵のぬか漬けは、チーズのような風味に仕上がりました。
米ぬかに塩や水を混ぜて、乳酸発酵させて作った糠床は、植物性乳酸菌の他にも米ぬかに含まれているビタミンB1の宝庫です。
暑さが厳しいこの頃、キュウリのぬか漬けで、ご飯がとても美味しくいただけます。
植物性乳酸菌とビタミンと野菜の食物繊維で、今年の厳しい暑さを乗り切りたいと思います。