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手作り酢で手巻き寿司!!~味噌・醤油・酢・甘酒・麦汁・納豆・テンペをサクサク作る Part 3~
東京農大の講座で作ったお酢が、本当に出来上がりました!
仕込んで次の日くらいから、うっすらと酢酸菌膜が張ってきました。
お酢が家で出来るんだ~と感動しています。
発酵プロフェッショナル 発酵ライター 浅川つぐみです。
食酢というものは、Wikiでは、
『食品に酸味を付けたり増強し、味を調え、清涼感を増すために用いられる液体調味料のひとつで酢酸を3~5%程度含み、種類によっては、その他に乳酸やコハク酸、りんご酸、クエン酸などの有機酸類やアミノ酸やエステル類、アルコール類や糖類などを含み、一般的には、原料になる穀物または果実から酒を醸造し、そこへ酢酸菌(アセトバクター)を加え、酢酸発酵させて作る』物だそうです。
色々お酢についても語りたいところですが、長くなりそうなのでまた別の機会にさせていただいて、
お酢を作る時に、なぜ蓋をしないかをお話ししたいと思います。
今回挑戦したお酢の作り方は、静置発酵法又は、表面発酵法というもので、アルコールの液を容器に入れて、種酢を加え、温度などの環境を整え、蓋をせず、揺すらず、静かに酢酸の菌膜が張るのを待ちます。
お酢を作る酢酸菌は、好気性菌で、空気が大好き、酢酸菌は液の表面で酢酸発酵するので、蓋をしてもいけないし、揺らしてもいけないのです。
埃が入らないように蓋の代わりに使っているのは、空気を通すクッキングペーパーです。
1~2日経つと、うっすら膜が張ってきて、写真の写りが良くないのですが、3〰4日経つと、菌膜も暑くなり、透明感が無くなりプルプルした感じになりました。
一般的には、菌膜が張ってから1~3カ月ほどで酸化が終わるとのことですが、農大の先生は、1週間くらいで酸味が無くなるので、早めに使いましょうとおっしゃっていたので、思い切って使ってみました!
なんだかちょっと濁って出来てるんですよね・・・ですが、香りもツンとしたお酢の香り、味もちゃんとお酢になってる~!!
酢酸発酵ってすごい!
うちにいる酵母菌とか他の菌付いてしまったのかな~との心配があったので、念のため火入れをする鮨酢にして、手巻き寿司パーティーをすることにしました。
いつも、私のわけのわからない発酵食品を、疑わしい怪訝な顔をしながらも、文句も言わずに食べてくれる家族。
手巻き寿司なら文句を言わないでしょう(笑)
お酢の効能としては、内臓脂肪の減少させたり、血圧や中性脂肪値の低下、食後の血糖の上昇を緩やかにしたり、カルシウムの吸収を促進させたり、疲労回復のお手伝いなんかもしてくれます。
本当に良い調味料ですね!
お酢の摂取量って、毎日3食通して、大さじ1杯取ればいいという手軽さで、防腐効果で食中毒も防止してくれるらしいです。
まさに、これからの季節にピッタリな調味料です!
我が家は、昨年仕込んだ梅酢ドリンクが、ちょうど美味しい時期なので、これでいつも夏バテ予防をしています。
お酢には色々な種類があり、使う時に迷ってしまいますよね。
穀物酢はスッキリとした酸味なので、酢豚やさっぱり煮に、米酢はまろやかな酸味なので、酢の物手巻きずしに、黒酢はコクのある酸味なので、サワードリンクや中華あんかけに、果実酢は、フルーティな酸味なので、デザートやドレッシングになど良いそうです。
夏に役立つ発酵調味料、『お酢』にこれからの季節は注目ですね!