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夏だ!スイカだ!グンゼさんの紅麹!
梅雨明けのような暑さの一日になりました。
発酵ライター 浅川つぐみです。
先日行われた日本発酵文化協会の定例会で、興味深いお話をしていただいたというグンゼさんの紅麹。
グンゼという会社は、繊維の会社と思っていましたが、紅麹も扱っているそうです。
びっくりですね!
この定例会には、今回出席できなくてとても残念に思っていたところ、横山理事長が送ってくださいました。
実はこのベニエットというもの、15年位前、まだ私がパンの教室のセミナークラスに通っていた頃に使ったことがありました。
当時はまだ、発酵などは脚光が浴びていなかったのですが、紅麹は、健康パンとしてクロレラや黒五などと一緒に健康パンの講座の材料として使われていました。
その時代に、もう紅麹の効能に気が付いていた方がいたのですね。
最近は、紅麹も着色料として液体で出回っているのですが、粉末はなかなか手に入らないので、懐かしい紅麹の粉に出会えて、とても嬉しかったです。
紅麹は、精白米に紅麹菌を純粋培養したもので、黄麹菌より製麹が難しいようで、身体に良い成分としては、酵素だけではなく、GABAやモナコリン、アセチルコリン等が含まれているそうです。
紅麹の効能としては、血行の改善や健胃
麹の中でも唯一紅麹は、中国で漢方薬として用いられているそうで、消化を助け、血の巡りを良くし、内臓を強くし、胃をスカッとさせるそうです。
そして、血圧の調整
血圧の高い場合は、血圧を下げ、低い場合には過剰な血圧降下を引き起こさないという血圧調整に最適な素材のようです。
また、コレステロールや血糖を低下させる効果があるそうです。
(紅麹のすべてより抜粋)
漢方薬に使われるほどの効果・効能のある紅麹、色々な可能性がありそうですね。
今日は、夏らしくスイカパンを作ってみました。
自然の色素の発色は、素晴らしいです。
レーズンの天然酵母を使いましたが、酵母菌も喜んでいるような発色です。
ピンクの生地に、抹茶メロンパンの生地を被せました。
手作りパンやお菓子、麺類にもおすすめの紅麹。
発酵の力が醸し出す自然な発色と健康効果に、魅了される麹です。