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微生物の生命活動は止められない

3月に入りましたが、まだまだ寒い日が続きます。
昨年は、今頃桜が咲いていたそうですが、今年はいつになるのでしょうか?
発酵プロフェッショナル 発酵ライター 浅川 つぐみです。
前回、在来種のお野菜の端っこをいただき、天然酵母を育てていましたが、結構いい感じに発酵してきたなぁ∼と思いながら、パン種にするタイミングを見計らっていました。
最初は、透きとおっていた水も、だんだん濁り、酵母が増え始めて、シュッシュワと発泡してきました。
ここでもう少し、酵母菌に野菜の端を食べてもらい、菌が元気になってから、パン種を仕込もうと、仕事に出かけました。
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帰宅してすぐに酵母をチェックすると、もう発泡がありません!
そして、酸っぱい香り・・・
ほんの半日のことです。
発酵は、微生物の生命活動のタイムラインの中で進んでいっているものなので、ちょっと目を離すと、進んで行ってしまいます。そして、後戻りが出来ません。
アルコール発酵から、酢酸発酵に進んでしまったものを、糖分を入れようと水分を足して薄めてみようとしても、もうアルコール発酵に戻ることが出来ないんです。
ショック・・・と思いながら、今回は、パン種を断念しました。
気を取り直して、季節のイチゴ酵母
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甘いフルーツもとても発酵が早いので、要注意です。
仕込んで5時間、ピンクの色が水に移り、もうシュワシュワと小さな泡が出ています。
今度は失敗のないように、冷蔵庫をうまく使って、発酵をコントロールしながら育てなきゃ!
目には見えなくとも、確かに生きている小さくて力のある微生物。
上手く身体に取り入れて、季節の変わり目も、元気に過ごしたいと思います!