高校の同級生ご夫婦と、味噌を作りました。
発酵プロフェッショナル　発酵ライター　月曜日担当　浅川つぐみ　です。
私は、札幌出身なので、高校の同級生の殆どは札幌在住なんですが、仕事や結婚を機に、関東に来た方が、何人かいます。
ですが、仕事や子育て、日々の生活に追われ、気がつくと、あっという間に３０年という月日が流れており、
一昨年の帰省で、たまたま会えた事を機に、またご縁が始まり、今回、わが家で味噌づくりをしました。
夏にBBQで燻製を楽しむように、冬は家で味噌を仕込むのも、こだわりのある大人の遊び方はないでしょうか（笑）
そして、こだわりのある大人は、「どうせ作るなら、売ってない味噌を仕込みましょう！」
と、素材にもちゃんと拘って、菌の生きているお味噌、体にいいお味噌を作ろうということになりました。

麹と大豆は、越前有機味噌蔵『マルカワ味噌』さんの麹と大豆です。http://marukawamiso.com/
味噌を作るなら、味噌の蔵から麹を取り寄せるといいと教えてもらい、気に入って、お取り寄せしています。
こちらの麹は自然栽培の白米や玄米の麹です。 大豆も珍しい青大豆や出身地北海道の大豆の取扱もあります。毎年、何種類か頼んで組み合わせてお味噌作りをします。
今回はさといらずという青大豆と玄米麹をセレクト。 普通のお味噌はお店に任せて、売ってない生きたお味噌を目指します！

茹でてつぶした大豆と塩切した玄米麹を合わせて、味噌やまを作り、味噌団子にします。

それを容器の中に「えいっ！って、投げ込みます」
これ、結構ストレス発散です。
空気を抜きながら、きっちり容器に詰めて、カビないように酒粕を薄く塗って、そのお上からラップで覆い、塩をふっておきます。
こうすると、暖かいマンションでも、失敗なく美味しい味噌を作ることが出来ます。

旦那様、楽しそうに作っておりました。
男性にも興味を持っていただけるのは、本当に嬉しいこと。いいお味噌が出来ると思います。
 
人生の中のたった１年か２年、同じクラスだったとか、部活が一緒だったとか、クラスは違ったけどなぜか仲良しだったとか、いた記憶はあるけど、お互い全く接点がなかったとか、同級生というのは様々です。
大人になって、また久しぶりに出会って、お互い健康に気を使う年になり、
私がこうして発酵ライターとして書かせていただいている記事や、Facebookなど紹介させていただいている発酵食品の数々を見て、発酵というものに興味を持ってもらい、今回、味噌づくりに挑戦してもらえたことは、とても嬉しいこと。
札幌の高校の同級生と、まさか３０年後、東京の我が家で味噌を仕込むなんて、その当時、部活に勉強に、生徒会に明け暮れていた私達は、全く想像もしませんでした。
人生って、わからないものです。
たまたま出会った発酵が面白くて、プロフェッショナルまで勉強をしたことで、このような楽しい大人の遊びが出来る事は、本当に素敵で楽しいこと。
『発酵は人繋ぐ』、そんな事を実感したひとときでした。
これからも、色々な事を短な人から少しずつ発酵を伝えていけると楽しいなと思います。
皆様も、こだわりの大人の遊び『味噌づくり』やってみませんか？