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美瑛の青い池
北海道に、夏の遅い帰省をしています。
発酵プロフェッショナル 発酵ライター 月曜日担当 浅川つぐみです。
富良野と美瑛にやってきました。北海道はすっかり秋!
ファーム富田と美瑛の青い池です。
青い池は、十勝岳の麓にある大きな水溜りです。
実は池ではないそうなんです。
ザックリいうと十勝岳の噴火に備えて泥水予防に作った穴に、
水が溜まったもので、硫黄成分のある白金温泉の近くにあり、
酸性よりの温泉の成分流れ込むため、川に入る時にコロイド成分が発生して、
光の乱反射で池に流れる時に、青くなるらしいのです。
いつでも青いというわけにはいかないらしく、
雨続きで、ようやく晴れた今日は、緑に近い青色でした。
というか、青の池とネーミングしてしまったために、
青くないと観光客ががっかりするという、
なんだか気の毒な水溜りなんです。
自然というのは、思うとおりにいきません。
微生物もそうです。
人間がこうなるはず・・・と決めても、
理想通りにはするのは難しいことです。
なぜなら、生きているから。
なんだか発酵に似ているなぁと思いながら青の池を見てしまいました。
さて、来週になりました
『発酵カフェPukuPuku』
私は主にデザートを担当させていただきますが、
発酵も生き物の力を借りています。
理想通りにならない場合も、あるかもしれません。
作る側も、実はドキドキでございます。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げておりますと共に、
温かい目線で私たちの初めてのカフェを見守っていただけると幸いです。
せっかく北海道に帰ったので、
北海道コラムを少しお伝えしておこうと思います。
北海道の三大鍋は石狩鍋、三平汁、ジンギスカン。
石狩鍋は、実は切り身ではなく、
鮭のアラで作るもので、頭が必ず入るそうでほっぺや
目玉のコラーゲンが豊富なところを楽しむ鍋だそうです。
そして、三平汁は、
発酵食品の糠ニシンを使った鍋です。
ジンギスカン鍋は羊が昔、
国を挙げての北海道の産業で、外国人技師から羊の飼育の指導を受け、
羊の毛刈りをし、洗って、油を抜いて、染めて毛糸にしていましたが、
羊も高齢になると毛が細くなり毛糸にならないために、
ジンギスカンになったそうです。
最初のころのジンギスカンは、臭みがあるマトンが多かったので、
タレに一晩漬け込むタイプがスタンダードで、
各家庭によって様々な味付けがありました。
焼いてタレに漬けるタイプも出てきて、
ジンギスカン鍋は2種類の食べ方があります。
北海道に来た際には、是非一度、一度賞味ください!
北海道では、生すじこが出始めました。
筋子の漬け方は、北海道は醤油づけが多いのですが、
みそ漬けもお勧めだそうです!
発酵大国、北海道、私も今年はみそのすじこを漬けてみたいと思います。