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甘酒の賞味期限と、シャーベット

こんにちは。
八月になりましたね。
今日は風が心地よく
暑さが和らいで感じられます。
来週からはまた暑くなりそうですので
注意が必要ですね!
甘酒ライター、明日香です。
先日、同じく発酵ライターのつぐみさんが主催する
パンのサークルにて、甘酒プチ講座を開催しました。
試食にご用意したのは
プレーン甘酒
フルーツ甘酒3種類(トマト・ブルーベリー・ニューサマーオレンジ)
ヨーグルト甘酒
普段一回で食べる量としては、多いのですが
講座ということで、特別に。
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フルーツ甘酒は、
酸味のあるフルーツを一晩つけておきます。
フレッシュでジューシーな甘酒になります。
食べる直前に混ぜるだけでも美味しいです。
説明を初めてすぐに、質問がありました。
『甘酒は、どのくらい もちますか?』
はい、とってもいいご質問です。
たくさんの方が聞かれます。
かくいう私も
お漬け物とか、ヨーグルトとか、糠床とか
賞味期限を結構すぎてしまうと
大丈夫かな。。と心配になったものでした。
これは、日本発酵文化協会の代表講師
是友先生の言葉をお借りしますと
「それは、うちのワンチャン、何歳まで生きられますか?」
と同じような質問なんですね。
発酵食品は生き物です。
数多もの微生物が生きています。
そのため、明確にいつまでもちます、という期限は
ありません。
甘酒は、お米のデンプンを麹の酵素が分解してブドウ糖にします。
これを「糖化」というのですが、
例えば甘酒を1ヶ月くらい、使いながら出し入れしていると
空気中にいる乳酸菌が入って活動を始め、
徐々に酸っぱくなってきます。(ヨーグルトのような酸味)
これは、発酵の通常のプロセスを経ているので、
酸っぱくなったから、もう食べられない!! ということはありません。
酸っぱくなったら、それは乳酸菌も入ってますます
栄養価がアップしている可能性もありますし
ドレッシングや、漬け床として使用しましょう♪
五感を働かせて
「これはとても食べられない」と思ったら
潔く廃棄しましょう。
その時は、何か変な菌が入ってしまっている可能性があります。
* * * * *
『今週のデザート』
甘酒を使ったスィーツをご紹介します。
今回は、甘酒シャーベット
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ミルサーにかけて粒つぶをなくし、
型に入れて冷凍庫に入れるだけ。
1時間ほど置いたら食べられます。
シャキシャキかつクリーミーな感じのシャーベット。
暑いな〜〜 っていう時にピッタリです♪
* * * * *
今週は、朝の番組で2回も
「甘酒は夏にいい栄養満点ドリンク」と取り上げられているのを観ました。
日本人が昔から親しんできた、麹の甘酒。
ここ数年の麹ブームによって
麹の生産も随分増えているようです。
味噌、みりん、酒、酢、醤油、甘酒・・
どれも麹がなくては作れない日本の伝統的な食品です。
大切に受け継いでいきたいです。
 
余談ですが、甘酒のハンコを作ってみました。
甘酒は「夏の季語」ですからね、
向日葵と一緒に押してみました。
いかがでしょう〜〜
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風鈴とか、うちわの方が
甘酒には合いそうですね。
今度作ってみようかな。
※ 来週の甘酒コラムはおやすみさせていただきます。