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人間も犬も酵母で元気!
暑い七夕になりました。いよいよ夏本番ですね。
先日、わが家の愛犬むさしの七夕デザートの作り方を習ってきました。
犬のご飯を作るのって楽しいです。
いろんな色の野菜の星、むさしはどの星がお気に入りだったでしょうか?
最近、犬ご飯にも興味がある発酵ライター 月曜日担当 浅川つぐみです。
気温が上がるにつれ勢いを増し、発酵が早まっている天然酵母たちに翻弄されているこの頃です。トマトの酵母が勢いよく発酵しています。
このような元気な酵母を見ていると、こちらも元気になります。
この元気を人間にもペットにもいただこうと思うと、犬用にはりんご酵母を、人間には酒粕酵母をトマトの他に育てています。
りんごの酵母は、りんごをそのまま食べるよりも栄養価や酵素がUPするので、むさしのアイスもりんご酵母液を凍らせたものです。
うっすら甘いりんご果汁のような段階で発酵を止めて凍らせます。
お水をあまり飲んでくれないむさしですが、お水の中にりんご酵母氷を入れると、ほんのりりんごの味と香りがするのか、ちゃんと飲んでくれます。
犬の嗅覚すごいですね!この夏、りんご酵母で熱中症対策をして、むさしは夏を乗り切ります♪
昨日は酒粕酵母を仕込みました。
先日、夏にはなかなか手に入らない貴重な酒粕をいただいたのです。
通常酒粕は5月頃で賞味期限がおしまいになり、後ろ髪を引かれる思いで酒粕酵母のパンとさよならするので、この時期手に入る酒粕は非常に貴重なのです。
能登の数馬酒造さんの竹葉お酒のという酒粕です。
能登の酒粕は贅沢です。絞りがあまくてしっとりふんわりしています。以前いただいた大江山という酒粕もそうでした。
もう少しお酒を絞っても良いのではないかと心配になるくらい酒粕が厚いのです。
酵母の栄養素もかなり含んでいそうで、バターを入れなくても乳酸菌の香りが強くします。乳酸菌が沢山育っている酒粕なのでしょう。パワーのある深い味わいのパンに仕上がると思います。
酵母が起きるまでには最低3日程必要になります。
今日の酒粕酵母は発泡が始まったばかり・・・でもこの酒粕酵母でパンを焼きたいと思い、粉末の天然酵母と酒粕酵母を併用して酒粕食パンを焼いてみました。
今回使用したのは白神こだま酵母、白神山地のブナの林の土壌から採取された酵母です。
若干、特有の土のような香りがありますが、ドライイーストのように手軽な使い方で発酵することができます。
通常6時間かけて発酵する1時発酵が、今日は1時間で膨らみました。
ボリュームのある食パンの生地も1時間あれば持ち上げてくれ、スピーディに出来上がります。
市販の天然酵母と自家製天然酵母の違いというのは、市販の天然酵母が自然界のパンに向いている酵母を純粋培養しているのに対して、自家製天然酵母というのは、素材についている天然酵母の他にも空気中の野生酵母を捕まえて培養するので、独特の風味や香りが得られるのです。毎日ふたを開けて育てるのはその為なのです。
例えば、同じレーズンの自家製天然酵母を育てても、それぞれのお家にいる野生酵母が違えば若干味が違いますし、発酵の仕方も違います。
その家の子どもと同じような感覚で育てます。奥が深くて面白いですね。
酒粕の酵母パンは身体を温めるように感じられます。
急に冷房がキツくなるこの季節、身体を芯から冷やさないよう、人間は酒粕酵母パンで夏を乗り切ります♪