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八海山ツアー1日目 雪室見学

今回は『魚沼の里』内の施設見学をレポートします。
まずは「雪室」と呼ばれる建物へ。
雪そのものの力を利用した環境に優しい天然の冷蔵庫になっているんです。
雪の一番降る3月に4日間で1000トン(日本最大規模)の雪を入れ込み、
貯蔵庫内は雪だけの冷気で4℃前後に保たれています。
屋根を斜めにすることで空気を循環させる工夫もされていました。
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伺ったときにはタンク5本分、2万ℓのお酒が貯蔵されていて、低温熟成の後
5年後くらいに出荷されるとのことでした。
今後は根菜類やお肉など、雪の冷気で美味しくなるものを入れて販売する
計画もあるようですよ。豊かな自然の力を利用している点が魅力的ですね。
続いて、焼酎貯蔵庫へ。
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このスペースには、香り強い粕取り焼酎をお客様ごとにリザーブして、
記念日(最大10年後)にお手元に届けるという“メモリアル焼酎”が
貯蔵されるという何ともロマンチックな空間♪
買ったお客さんは陳列している様子をいつでも見に来られるし、
記念写真も撮ってもらえるので、お酒好きなロマンチストにはおススメですよ!
そして、今回のツアーの大きな目的のひとつであるキッチンの見学へ。
『魚沼の里』には雪室と菓子工房にそれぞれキッチンがあるのですが、
この場所を使って発酵マイスターとして何ができるか?アイデアやプラン
を企画してみよう!というのをツアーのお題と決めていました。
まず、雪室にある“ユキナカキッチン”はデモンストレーションなど食のイベント
が開催できるコミュニケーションゾーンになっています。
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直感的にイメージしたのは、料理人が調理をする臨場感を伝える
ライブ感のある食のイベントに 利用してみたいと思いました。
一方、菓子工房の2Fにあるブランラボは料理教室形式での魅力的な催し物が
開催できる空間になっています。
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向こうに見える森の景色も最高なロケーション♪
後方には黒板も設置されていて、
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こんな感じで教えにまた戻ってきたいな~なんて会話をしながら
アイデアの構想を膨らましていくのでした。
(文・写真 日本発酵文化協会 発酵マイスター 早乙女大)