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美しさを食す、発酵と彩りの水キムチづくり
みなさん、こんにちは。ASAYUFU発酵舎の金宏美です。
発酵プロフェッショナルとして、
発酵を軸にした様々な料理のワークショップや食の提案を行っています。
今回は、以前からお問い合わせの多かった「水キムチづくり」のワークショップを、
日本発酵文化協会にて7月9日と12日の2日間にわたり開催しました。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
【韓国のキムチの歴史】
ワークショップでは、唐辛子がどのように朝鮮半島へ伝わり、
現在のキムチへと発展していったかについてもお話ししました。
皆さんがよく知るキムチ以外にも、使用する食材や野菜の切り方、形、唐辛子の使い方などが異なるキムチが、およそ1000種類以上存在することをご紹介すると、驚かれる方が多くいらっしゃいました。
参加者の探究心に触れ、私自身もとても良い刺激を受けました。
【発酵のプロセス】
発酵に必要な乳酸菌の「餌」となる素材や、旨味の決め手となる野菜やフルーツを使い、
皆さんと一緒に発酵液を仕込みました。
あらかじめカットしておいた野菜をお好みで選び、容器に詰めてシャカシャカと混ぜるだけ。
あとは室温で発酵を待つだけの簡単な作業なので、「すぐに家でも実践したい」とのお声を多くいただきました。
【ご試食タイム】
実際に私が発酵させた、イエロービーツ入りの水キムチを使った一口冷麺もご用意し、
皆さんにお召し上がりいただきました。
辛味の調整には、玉ねぎ麹を使ったタテギ(薬味)も添えてご試食いただいたところ、
「美味しい!」と喜んでくださる声が多く、何より嬉しかったです。
次回は、今回の歴史のお話にも出てきた高麗時代から伝わる伝統的なホワイトキムチ(ペッキムチ)を、皆さんと一緒に作るワークショップを開催できたらと思っています。どうぞお楽しみに!