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キユーピー仙川キユーポート見学ツアーに参加して
こんにちは。
上級認定講師・作間由美子です。
昨年末にリクエストをいただき、ご担当者さんと一緒に企画を練り、特別なプランで開催させていただきました。
場所は仙川。昔工場だったところが今では六角形の画期的な建物になり、研究所とグループ会社の全従業員が交差できる理想的な環境でした。
早速、いつも酢酸菌の講義やお酢づくりのワークショップでお世話になっている当協会の特別講師である奥山洋平さん(キユーピー 研究開発本部 ファインケミカル開発部 ・酢酸菌チームリーダー)の講義からスタートです。
奥山さんは幼いころから研究者になりたいと思ってこられたとのこと。様々な研究開発をされてきた動機、これからの展望をお聞きしました。
よいときONE、ディアレプラス、にごり酢と商品開発をしながら、酢酸菌の可能性を最大限に生かすことにすべてを懸けて取り組みされています。
そして、マヨテラスの視察とマヨネーズづくりに挑戦!
みなさんはマヨネーズを作ったことはありますか?
わたしは度々マヨネーズをつくるのですが、マヨネーズには定義というものがあるんですって。
わたし知らなかったんです。定義を知って、わたしのは明らかにソースだったことを知りました(笑)
美味しさを守る秘訣ですね。
実際にマヨネーズを作ってみて、試食タイムでは、
マイマヨ(自作)はもちろん、オリジナル、ハーフ、卵不使用、スモーク、アマニオイル、平飼い卵、甘辛スイートマヨ、濃厚BBQマヨなどなどさまざまはフレーバーを試食しました。
消費者のことをとても考えられていて、どれも美味しくてびっくりしました。
キユーピーマヨネーズは今では諸外国でも作られて、その国の調味料となっているんですって。
その後、キューピー醸造の研究所の塚本やよいさんに酢酸菌とお酢について講義をいただきました。
実は塚本さんは当協会の発酵マイスターの資格保有者です。
酢酸菌が入っていても発酵しないこともあることや、発酵のさせ方で味わいがかわるなどの理論と共に実際に4種類のお酢を試飲して比較。
なかなか奥深いものです。
お酢のことって、本当に知らないことばかりでしたが、キユーピーさんのお陰で、酢酸菌のことを十分に知る機会をいただいています。
その後、なかなか入ることができない研究所へ。
この中には研究者でも入る許可をもらえないエリアもあるそうです。
企業で研究所をもっているって凄いことですよね。
視察、講義、体験、講義、視察と続いたあとは、
スペシャルなランチをいただきながら、全参加者からスピーチタイム。
情熱がぎゅぎゅーッと詰まった4時間を振り返り、目からウロコだったこと、体験談、感謝の言葉、などなどを共有いただきました。
このように企業さまを訪問していつも思うことは、会社の良さは働いていらっしゃる方から伝わってくるということです。
それと商品についてはメーカーさんに直接お聞きするのが一番だということ。
今年は「キユーピーマヨネーズ」がこの世に誕生して100年だそうです。
今回のツアーで創業者の情熱とマヨネーズがどのようにできるのか一連の工程を見せていただき、継承されてきた強い情熱とこだわりを感じとることができたと思います。
様々な謎が解け、美味しさの理由と発酵の底力を実感し、キユーピーさんの虜になって笑顔で解散 ❣
おそらく、その夜はマヨネーズやお酢を使った料理が食卓に並んだに違いありませんね。
キユーピー醸造の皆様、ありがとうございました。
◆ここでお知らせです。
〔麻布十番教室〕にて、
大人気の「にごり酢づくり体験ができるキユーピー企業ワークショップ」をやりますよ。
6月10日火曜日です。
講師はもちろん奥山洋平さんです。
お申し込みスタートしておりますので、興味のある方はお早めに申し込んでくださいね。
https://hakkou.or.jp/workshop/course/?id=90136/