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廃れさせるな郷土の発酵料理 豆漬け

こんにちは。

日本発酵文化協会 上級認定講師の作間由美子でございます。

日本各地の郷土料理を紹介ということで、今回は北海道南部に伝わる『豆漬け』を仕込みました。

 

函館から1時間半ほど上に上がったところに「八雲町」という街があります。

日本海と太平洋の二つの海を持つ大自然に囲まれたとても豊かな町なのですが、

こちらも若者の流出に歯止めが利かず人口減少が止まらないという問題を抱えています。

 

わたしは仕事がらみでかれこれ17年間にわたって、最低年に1度は訪問しており、

今回の豆漬けはそこに住む方々に教わりました。

 

調べてみると道南から青森にかけて豆漬けは作られているようです。

枝豆が大好きで夏を迎えると必ず買います。

鮮度が命ですから、生産者さんから直接購入することもしばしば。

今回もせっかくなので「八雲町で育てた『たまふくら』で作りたいと」生産者さんに無理を聞いていただき準備していただき開催いたしました。

たまふくらは実が大きく甘くてもっちりしていて、とても美味しいのですがまだまだ希少な存在で、市場に出回ることがとても少ない存在。

わたしも初めてこれをいただいたとき、あまりに美味しくて、ずっと食べていたのを思い出します。

 

 

 

枝豆を茹でて、茹で上がったら塩をまぶしたほくほくの枝豆は絶品ですよね。

でもそこで食べないで、これを塩水と香味野菜に漬けこんでいくのです。

仕上がりは2か月後。

 

最後に私が仕込んでおいた豆漬けとたまふくらの塩ゆでを試食していただきましたら、

みなさまが意外な美味しさに感動したようです。

香りも味もすっかり変わっていてなんとも言えない深みのある味わいに、驚きをかくせない表情になりました。

そうなんです。

わたしを虜にしたのですもの。笑

  

今回はちょうど大崎で八雲フェアを開催しており、わたしも教室の前後はそのお手伝いでしたので、

八雲町とBEAMSがコラボで作った熊のTシャツをきて八雲町の観光大使さながらの一日でした。

 

次回は来年と考えています。

ぜひ、作ってみたい方、コツを伝授しますので、いらしてくださいね。