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日本食を作ってみました

発酵マイスター2期生、松尾かほるです。
フィレンツェにようやく太陽が戻ってきたようです。
duomo

ゴールデンウィーク頃は毎日のように天気がよく、

気温も30度くらいにまで上がった日があり、

私はそのタイミングで冬服の整理をして、

休暇でやってきた旦那さんに荷物を預けたりしたのですが、

そのあと、1日の中でよく天気が変わる不安定な気候になってしました。

そして、とても肌寒い。

おかげで風邪をひいてしまいました。

最近まで朝晩に薄地のダウンを着ている人もまだ見かけましたので、

日本は夏のような気温が続き、また梅雨入りもしたようですし、

GWあけに旅行に来られた方はびっくりされたのではないでしょうか。

6月に入ってようやく、落ち着いてきたのかな?という印象です。

しかし週明けにはまた天気が悪くなるという情報も・・・

さて、今日は先日、同居していた女の子の退去時に、

簡単な日本食のフェスタをしたのでその件です。

こちらに来てから、日本食が食べたくなるのだろうと思ってました。

が、意外にも体調を崩した時などに体が欲するくらいで、

あまり日本食をつくる機会がないので戸惑いました。

自分が語学学校の学生で家も共同生活、

ということもありますが、

食材が日本のものとは種類や切り方が違い、

売り方も違い、

肉などは処理が結構雑だったりと、

スーパーでの買い物に慣れていた私は、

処理に慣れていないこともあって購入に踏み切れなかったり、

買ったはいいが準備に時間がかかってしまったり・・・と、

日本食から遠ざかっていました。

それにいかに日本の調味料が手に入らないか、

そして割高なのか・・・ということもありました。

醤油や味噌、日本酒などは

日本でよ~く知られているブランドのものが入ってきており、

競合はまずありませんので、選ぶこともできず、です。

今回は旦那さんが日本から持ってきてくれた、醤油と、

(しかしなぜか旦那さんの実家から届いた九州の甘い醤油だった、とキャップをあけて初めて知りました・・・)

こちらで買った日本酒を使った肉じゃがと、

冷凍の乾燥麹で作った塩麹で、友人の持っていた片栗粉を拝借して竜田揚げをやりました。

私がよくスーパーで目にするもも肉は、

かならずといっていいほど骨がついているぶつ切りです。

なので市場に行き片足分の大きなもも肉を買って、骨を抜いていただきました。

tori

karaage

nikujaga

漬けダレの塩麹には、生姜をすりおろして入れたのですが、

イタリアでは生姜はどうも一般的ではないみたいです。

私が今まで購入したものは、南米のほうから輸入されてきています。

他にも、アボカドやグレープフルーツなどは海外から輸入されていて、

あまり青空市場では見かけません。

人によってだと思いますが日常的には使わないようです。

日本食つながりで、以前私が別の家から退去の際に、

家主家族にふるまったちょっとゆるいけど「一応お寿司」です。

中央市場で買ってきたマグロを贅沢に使いましたが、

新鮮とはいうもののフィレンツェの近くには海がないのでそのまま食べるのが怖くて、

以前作った醤(ひしお)と少量のごま油で漬けにしました。
maguro

sushi

ちなみにこちらで購入した超一般的な醤油で作った醤ですが、麹の力でかなりまろやかではあるものの、
やっぱり塩角が強く、1日肉などを漬け込むにはそれがどうしても気になります・・・。

他にもネタとしては、他にスモークサーモンを使ったり、ツナとコーンを和えてズッキーニと巻いたり、

とりあえず思いつくところでやったのですが・・・。

材料をそろえるだけでお金がかかり、

また少人数だったので、かなり材料が残りました(笑)

ちなみに、イタリア人にとっては「日本食=寿司」のようで、

人によっては日本人は毎日寿司を食べていると思っていることも。

確かに私の実家ではよく刺身を食べますが、

さすがに寿司は回る寿司でも・・・ねえ。