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奄美大島のミキ講座を2年ぶりに開催しました!

こんにちは、

上席講師の藤本倫子です。

 

 

2年ぶりに、奄美大島のミキ特別講座を開催しました。

今回も教えていただいたのは、ミキを愛してやまない松野先生です。

 

 

きちんと発酵させて作られているミキは材料がとてもシンプルです。

米・さつまいも・水

この3つで作るという、大変シンプルだからこそ奥の深い発酵食品です。

シンプルが故に、素材の味わいも重要であり、

何よりも引き継がれている微生物の存在(松野先生が持参してくださいます)が

重要になってくる発酵食品の一つです。

 

 

 

 

裏方スタッフの話としては、

この講座は【水】の準備がとても大事で、

前日からの仕込みは、「水」との戦いになります。

蛇口をひねれば、ありがたいことに水は出てくるのですが、

このミキ講座に使う「水」は先生から事前に送っていただく浄水器にて、

水を濾過するのが講座準備の第一段階であり重要ポイントでもあります。

ミキは、麹菌の存在がなかった(記録にない、見つかっていない)時代からある発酵食品です。

これは、古来からあるものとして

引き継がれている、とても素晴らしい発酵食品、そして発酵の文化だと思います。

今回の試食

 

 

 

松野先生曰く、ヒトは3歳ごろまでにミキを口にしていると、

ミキを食べる人になるのだとか。。。

我が子が1歳9ヶ月になりますが、

ちょうど一年前、離乳食中の9ヶ月の頃、

松野先生にミキを送ってもらい、離乳食の時期から食べさせていました。

お陰様で現在では、ミキ大好き人間に育っております。

ミキは発酵を止めることができないので、一日ずつ(場合によっては数時間で)味わいが変わります。

2日目の味が好きな子もいれば、

10日目くらいの酸っぱ目な味が好きな子もいます。

驚くのは、ミキを食べた後の腸内活性のすごいこと、すごいこと。

 

乳酸菌が要となる発酵食品の一つですし、

今の時代どうしてもエビデンスや数字に注目してしまいがちですが、

この“奄美大島のミキ”は人伝や伝統文化を大事にしながら次の世代へ長く引き継がれて欲しいと

改めて感じました。