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発酵コラム⑭400年、生き続ける発酵食品!
皆様こんにちは。
上席講師の藤本倫子です。
勉強とは実に面白いもので、
毎回新しい発見や自分の知識の更新・修正を行える素晴らしいものですね。
私は今の今まで、
【糠漬け】って北九州が発祥だと思っておりました。。。
【藤本の発酵コラム⑭】
北九州は「発祥」ではなくて、「発展」が正しいような気がしてきました。
元々の発祥は信州松本だったようですね。
そして長野県を調べてみなくなりました!
北九州では、糠漬けが発展していき、現在では各家庭の定番になっていますが、
なんと糠漬けが400年以上受け継がれている八坂神社があります。
今でも夏場には20分手入れを行い、冬の寒い時にも一日2,3回の手入れを
行うそうです!
もはや、『生きた歴史資料』ですね。
(意味が少し違うけど、賞味期限っていったい。。。という感じですね)
そして、東京の立川には100年ものの糠漬けを出してくれるお店があります!
女将さんはやはり北九州のご出身なんですね〜。
私の両親も北九州出身なので、糠漬けや糠炊き(糠漬けで魚を炊く料理!)は我が家の定番でした。
江戸時代、白米の普及とともに、糠が大量に出回るようになります。
↓
糠が余る(江戸時代の人々はリサイクル上手!)
↓
白米を食べ始めるとビタミンB1不足になり、脚気になりやすくなる
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糠漬けを作り、糠はビタミンB1を豊富に含むため、病気の救世主となる!!!
ということで、江戸時代に糠を上手にリサイクルしたことで、
結果的に健康も取り戻すという素晴らしい偶然も。
現代ではビタミンB1といえば、
糖質(炭水化物)を代謝してくれる、素晴らしい栄養素!
“コロナ太り”が気になっている人!
家で糖質(炭水化物)をついつい多く摂取している人!
そんな方々は糠漬けを食べて、代謝を高めましょう!
代謝することによって、免疫効果に繋がります!
糠漬けには各家庭の菌が含まれ、乳酸菌・酪酸菌・産膜酵母などなど…、
微生物が共存して、素晴らしい香りと味と栄養素を醸し出してくれているのです。
もしご家庭に妊婦さんがいたら、糠床を混ぜてもらうと良いですよ!
妊婦さんは赤ちゃんを守る為にとっても良い乳酸菌を保有していますから!
野菜をそのまま食べるより、糠漬けには数え切れないくらい多くの栄養素が付加されます。
改めて、日本の発酵技術はすごい!!