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発酵とお菓子の甘い関係 #10 ゆべし!!

 

コラム毎週(12月~2月)木曜担当
発酵マイスターたじみん

 
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ちょっとチョコレートの甘い香りにさそわれていたら・・・・
 
前回の更新から2週間以上たってしまいました。(すみません)
 
その間、寒くなったり温かくなったりと気候もめまぐるしく変化がありましたね。
 
さて、今日は、そんなさむーい冬だからこそできる「珍味」から生まれた
 
お菓子の話。
 
みなさんは「ゆべし」を御存知ですか??
 
戦国時代、保存食としてつくられたという「ゆべし」は
 
柚子をくりぬいて「味噌」や「くるみ」をいれて蓋をして、
 
蒸して紙でつつんだら、軒下に1~2ヶ月ほど干して出来上がる珍味のことです。
 
干し柿みたいなイメージでしょうか。
 
うすーくスライスしてお酒のつまみやご飯のお共として食べられてきたものだったそうです。
 
そんな「ゆべし」、柚子が手に入らない地域では、その様子が変化していきます。
 
それがこれ『くるみゆべし』(胡桃柚餅子)
 
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柚子が入らない地域では「くるみ」を使って醤油であじつけをした
 
お餅菓子に変化していきます。
 
形もさまざまあり、もっちとした食感と醤油の風味に、くるみの香ばしさがアクセントに。
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珍味「ゆべし」はなかなかお見かけできないのですが、
 
 
お菓子の「ゆべし」は東北地方や西日本の方でもみかけます。
 
是非、ゆずといいながらも、柚子とは異なるそのお菓子をお試しあ~れ。